「現状で売れ部数が紙の書籍の1/20」。「適当日記」は電子書籍版のほうが売れているそうだから、モノと売り方次第だと思うなー。
紙の本よりあんまり安くならないことについて「紙の本と同じ数出ないし、雑誌は広告が入らないから無理!」。
この話、続くそうです。
- (10月5日)asahi.com(朝日新聞社):電子書籍版部数、紙の2倍 高田純次さんのエッセー - 文化トピックス - 文化(http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201010050106.html
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- →『適当日記』をAppStore/iTunes Storeで見る
同じブログ内の記事:「電子出版は安くなる」という一般人の「根拠レス思い込み」に、プロとして答える。
- (7月28日)その1「紙の雑誌のコスト構造」概括。(http://blog.livedoor.jp/editors_brain/archives/1234597.html
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- (7月29日)その2「電子雑誌でもコストがほとんど落ちない」ワケ(http://blog.livedoor.jp/editors_brain/archives/1234613.html
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- (8月2日)その3「電子雑誌で適正利潤を確保すると、紙の雑誌の4倍価格」という「困った事実」(http://blog.livedoor.jp/editors_brain/archives/1234623.html
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- 紙の雑誌も出ているなら、コストをそっちにつけちゃえば電子版は身軽にできる…がそれは電子版中心になったとき破綻しちゃう。
- 雑誌一冊をまるごと売るのではなく、記事ごとに分売するというアイデア。CDがアルバム単位の販売から曲単位、サビ単位になった(そうなんだ)とか、ネットゲームで基本料金を安くあるいは無料にしてDLCで稼ぐようになったとか、雑誌もそういう流れになっていくだろうという予想から。一方で悲観的なシナリオとして、電子雑誌というものが単なるWebコンテンツに収束していっちゃうという未来も。