筆者の小田嶋隆はむりやり不安になっているような印象。
「工程数が省略されがちな電子書籍においては、やはり質の低下が懸念される」とか、「ウェブ上のテキストには、ある膨満感が漂うことになる」から電子書籍も…というのだけれど、ちゃんとした編集者ならちゃんとやるし、ボリューム感も勘案して編集できます。
「読者は、自分がカネを払った文章には真実が宿っていると信じたがる。一方、タダで読んでいる文章は、はじめからバカにしてかかる傾向がある」というのも乱暴な話で、たいていの電子書籍は定価がタダではなくて期間限定無料とかでしょう。
ここには出てこないけれど、純粋な工程管理のうえで大きく変わるのは増刷がなくなって、ちょっとした修正をするきっかけを失うところで、それだけは心配。
- 参考:『電子書籍の衝撃』をiPhoneで読んで電子書籍の修正について考える - Imamuraの日記(http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20100531/denshi
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