シャープの「GALAPAGOS」を引いて、ガラパゴス化について考える。ガラパゴス化とは以下の通り。
なぜシャープはあえて「ガラパゴス」と名付けたのだろう:日経ビジネスオンライン
- 高度なニーズを有する製品・サービスの市場がある一方、
- それと異なる、主に機能の要求水準が低いニーズがその市場の外部に存在し、
- 高度ニーズの市場の独自進化と、低度ニーズの市場進化の間で、ミスマッチが起こり、
- 一方で低度ニーズのほうが価格競争力や標準化で優位に立つことで、
- 高度ニーズの市場全体が、世界から見て孤立してしまう。
「ガラパゴス化」という言葉は業界事情にある程度通じた人たちだけのジャーゴンであり、「ガラパゴス化という概念は、あくまで市場の動向を概論的に比較分析することで、成立している」。グローバル化といってもローカライズがいらないわけではない。シャープの命名も「おそらくは『怒り』にも似た感情(ないしは追いつめられているという危機意識)が、裏側に見え隠れしているように、筆者には感じられる」。
その中でどうしたらいいんでしょうねというのが次回。後編は10月7日公開予定。