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年の初めのメガスター

3が日は、新高輪と芝のプリンスホテルメガスターの上映が行われていたのだった。

3日に、新高輪での上映に行ってきた。会場はこんな感じ。

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ちょっと寂しい雰囲気? 実際、人はあまりいなかった。どうもホテル的には、メガスターの上映は宿泊客へのサービスと考えているようだ。一般客が押し寄せて宿泊客が見られなくなるよりは、すいているほうがむしろよいらしく、外部への宣伝や告知はほとんどしなかったらしい。でもまあおかげで、こちらはゆっくり見ることができました。

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各席にノイズキャンセリングヘッドホンがあって、それをつけて解説を聞く。この趣向で見るのは初めてだ。

上映中ときどきヘッドホンを外してみた。場内は、エアドームの空調音が特に大きく響いている。換気扇で外から空気を入れて、エアドームがつぶれないようにするためだ。ヘッドホンだとこれが聞こえなくなる。

エアドームでのメガスター上映は何度も見てきたけれど、空調の音は特に気にはならないと思っていた。でもこうやって静かな環境で星と解説を味わってみると、もしかすると空調の大きなノイズは集中力をそいでいたのかもしれないという気もしてくる。

解説は日の入りから今晩の星空、オリオン座と冬の大三角形、南極へ移動して南十字星や天の川、オーロラ全天映像の鑑賞、東京へ戻っての日の出といったもの。プラネタリウムの内容としては、ごくごく一般的なものかもしれない。でも星空に画像を重ねる技術が洗練されたのか、大三角形の線や星座図がことのほかとけこんで見えた。また南極へ移動するときは、「超高速ジェット機で成田空港から飛び立ちましょう」となって、夜の滑走路に並ぶ光の列を進んでいく映像が入ったりして(ミッドナイトランディングの逆)細かいところも気が利いている。また解説なしで静かになる時間もあって、これは星空そのものを見せるだけでコンテンツになるメガスターの真骨頂といえるだろう。

プリンスホテルでの上映は去年もあって、そのときの集客もこんな感じだったようだ。実はねらい目かも。もし来年もあるなら、お正月に上京する方など、行ってみてはいかがでしょう。