日暮れごろに雷雨になった。雨や風はほどほどだが雷がすごい。よく光っているので稲妻を撮れないかと挑戦してみた。
カメラまかせに撮ろうとすると、暗い空をなるべく明るく撮ろうとがんばってしまう。シャッタースピードを0.5秒、明るさを低めに設定して、稲光が出そうな方向を連写モードでばしばし撮っていった。シャッタースピードを長めにとって、その間に一瞬でも光ればもうけもの。
そうして写真の中に撮れたのがまずこれ。
写真をあとで見返して、「あっここに写ってる」とわかる程度の小さい範囲を切り出した。うーん、もっと「雷だぜー」という大きさと複雑さで撮れないだろうか。
この日の雷はまるで映画のようで、雲の一点から出た光が一瞬でいろいろな方向へ広がっていくのがよく見えた。カッと一本だけ稲妻が見えるのとはまったく違う迫力だ。こういう特撮風の雷って実際に出ることがあるんだ、と妙なところで感心してしまった。
シャッタースピードを1秒に伸ばして、さらに連写モードでどんどん撮っていく。
そしてついに、大きな稲妻が地上を襲うところを撮影できた! んだけれど。
雷が明るすぎて、中央部は光の筋が見えないという。とほほ。シャッター速度と一緒に、絞りもちゃんと調整しないとだめだ。もっと研究しよう。
ちなみにここに出したのは2枚ですが、撮影した写真は全部で250枚くらいでした。そのうち雷が写っていたのは6枚、写真の一部を切り出さなくても雷が写っているとはっきりわかるのは、この上の写真1枚だけでした。
(7/28記)