【元記事:「癒し」が「和み」を駆逐する?:d:id:manpukuya:20070823:nagomi】
そういえば最近、「なごむ」という言葉をあまり聞かなくなったように思う。
代わりに「癒し」が勢力を拡大中だ。
以前はどちらも同じ程度に使われていた気がする。
「なごみ」は濁音を含むぶん、語感がやや暑苦しいところが嫌われたのだろうか。
「癒し系」に対して、「和み系」の語感ももうひとつと感じる。
あるいは「癒」は「いやし」以外の読みを惹起しない一方、「和み」はどうしても「わ」のイメージが強いことも関係しているかもしれない。
「和み」という単語を見る→「わみ」?→いやいや違った「なごみ」だ、となって、するりと読めない感じ。
実際この記事の一行目も、『「なごむ」という言葉を…』とわざわざひらがなで書いた。そうしたほうがよいと思わせるなにかが「和む」という言葉にはある。
たまたまそのような発音や漢字に生まれついたばっかりに、割を食ってしまう言葉があるということかもしれない。
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