「ウミガメのスープ」強化週間・その2

【元記事:「ウミガメのスープ」強化週間・その2:d:id:manpukuya:20070314:LTP

あさって金曜の朝、日テレ系の「ラジかるッ」で『ポール・スローンウミガメのスープ(4)』が採り上げられます(→d:id:Imamura:20070313:LTP)。そこでここでも、LTP紹介の特集をしています。

たとえば、こんな問題はいかがでしょうか。

シリーズ第2弾『ポール・スローンの腕を送る男』(ASIN:4767804647)から

[書影:ポール・スローンの腕を送る男]

Q12「うれしい? 悲しい?」
水着の女性が3人立っている。二人は悲しんでいて、一人は幸せの絶頂にある。なのに表情は正反対で、悲しんでいる二人は満面の笑みを浮かべており、幸せな一人が泣いている。いったい何があったのだろうか?

まったく奇妙な状況で、普通では考えられない光景です。

しかし、これにはきちんと合理的な説明ができるのです。さて、いったいどういう状況なのでしょうか。

「うれしい? 悲しい?」のヒント
  • 3人の女性が水着姿であることが、状況を説明するポイント
  • 3人は海岸やプールなどにいたわけではない
  • 悲しんでいる二人は、本心を隠して笑っている

解答は、『ポール・スローンの腕を送る男』の32ページにあります。

これは彼女たちが置かれた状況が特別で、そこに思い至るかがカギになります。そこさえわかれば、解答にたどり着くことができるでしょう。

Q86「橋を渡る女」
国境の橋に、ある女性がやっとたどり着いた。橋を見張る小屋には警備兵がいて、3分おきに橋を確かめる。しかし橋を渡りきるには、どんなに急いでも5分かかる。女性はどうやって、橋を渡って国境を越えたのだろうか。

この問題には、ミステリのトリックにも似たアイデアが使われています。普通に考えれば、橋を渡っている途中で警備兵に見つかってしまうでしょう。ではどうすれば、橋を渡りきることができるでしょうか。

「橋を渡る女」のヒント
  • 橋を渡る以外に、国境を抜ける方法はなかった
  • 橋を渡るのに、特殊な道具などは使わなかったし、誰の助けも借りなかった
  • 警備兵はこのときも任務に忠実で、きちんと3分おきに橋に人がいないか確かめた
  • 女性は、警備兵に身分証明を求められればすぐに密出国とばれてしまう
  • 橋に隠れるところはなく、渡っている途中で警備兵が橋を見れば、人がいるとわかってしまう

この問題は、解答は比較的シンプルです。しかしその解答に至るのは、なかなか難しいと思います。それだけに、解答がわかったときの喜びは大きくなるでしょう。

解答は、『腕を送る男』の180ページにあります。

Q87「庭に埋めた銃」
男が妻に宛てて手紙を書いた。「庭に銃を埋めてある」。しかし実際には、銃は埋められていなかった。ではなぜこんな手紙を書いたのだろう?

この問題は『ポール・スローンの腕を送る男』の中で、標題の「腕を送る男」の次に気に入っています。

ウミガメのスープ」も「腕を送る男」も有名な問題ですが、ちょっとグロテスクなところがあります。でもこの「庭に埋めた銃」は、それらとは違った味わいがあるのです。

「庭に埋めた銃」のヒント
  • 庭には本当に、銃は埋まっていなかった
  • 男は妻を思いやって、嘘の手紙を書いた
  • 男と妻は、今は別々に暮らしている

解答は、『腕を送る男』の181ページに掲載されています。

ウミガメのスープ」は、出題者に対して3人から8人くらいの解答者がいるときにとても楽しくなります。自分が考えもしなかった質問が別の人から出されたりして、意外な発想に刺激を受けるからです。旅行へ行く車の中など、ある程度の長時間を過ごすときに出題してみると、退屈な道中も一変するでしょう。ぜひお試しを。