コンピュータ内のファイルやメールをGoogle的に検索できるようになる、「Googleデスクトップ検索」というアプリケーションがある。
これをインストールすると、デスクトップの端に「サイドバー」を置くことができ、時計や新着メールなどをいつも確認できるようになる。これが「ガジェット」という機能で、ガジェットのひとつに「写真」がある。
- →「Google デスクトップ - 機能 - Google ガジェット」(公式サイトの説明)
「写真」ガジェットを表示させ、画像が入っているフォルダを指定すると、その中からランダムに選ばれた写真が表示される。パソコンの画面の一部に、小さいながらいつも写真が表示されているのはなごむものだ。しかも写真は、数分ごとに切り替わっていく(間隔は設定可能)。仕事の合間にちょっと見るのは、いい気分転換になる。
そうして見ていると、今までに撮影した数千枚の写真の中から、「そういえばこんな写真があったなー、改めて見ると悪くないぞ」という写真も表示される。
自分が撮った写真であっても、時間がたつと印象が薄れるものだ。改めて見返すと、撮影したときのことを思い出したりして脳の刺激になるのだった。
そういえばちょっと前に、「はてなフォトライフ」で使える容量がだいぶ増えたのだった。「これは今見てもいい感じだな」と思う写真が表示されたら、フォトライフに上げてみている。ので見てみてください。
- →f:id:manpukuya(いい感じの写真を登録してある「フォトライフ」)
スクリーンセーバーや壁紙として写真を表示するソフト
「フォトライフ」用のツールとして、「はてなフォトライフデスクトップ」が提供されている。フォトライフに上げた写真から、ランダムに選ばれた写真を壁紙やスクリーンセーバーとして表示したりできるものだ。
- →「はてなフォトライフデスクトップ」(公式サイト)
ほかにも、時刻に応じて決まった画像を壁紙にできる「壁改」というソフトもあるそうだ。
- →「壁改」を紹介しているブログ:「シゴタノ! - 時間の経過を壁紙で知る」
上のソフトはいずれもWindows用。
Macには、任意のフォルダやiPhotoライブラリの写真をランダムに表示するスクリーンセーバーが標準で入っている。
このスクリーンセーバーは表示のしかたが凝っている。画像は微妙にパン+拡大するし、次の写真へも徐々に切り替わる(クロスディゾルブという効果)。こういうひと工夫がMacっぽい。
Googleデスクトップ検索の「ガジェット」を始めとするこれらのソフトを使うと、撮りためた写真を自分から見ようとしなくても、コンピュータが適当に選んで見せてくれる。今まで能動だった行為が手軽な受動になり、そのおかげでデータを死蔵せずにすむようになる。
こういう体験こそ、コンピュータを使う喜びなんじゃないだろうか。
追記:Googleサイドバーの「写真」ガジェットへの要望
「壁紙として設定」や「アイテムを含むフォルダを開く」といった機能は地味ながら便利。さらにこんなことができたらいいな。