「はてなアイデアの処理方法の変更について」(g:hatena:id:hatenaidea:20060113:1137120343)にあるように、1000株に達したアイデア(=ある程度支持されているアイデア)には全部目を通す代わりに、「却下」もどんどんやります、という方針に変わった。
アイデアが却下されない限り、流通するアイデアポイントは増えるばかりである。だから基本的に、とにかく多くのアイデアに目を通し、ベットしていくだけでとりあえず儲かるという傾向があった。それが変わるから、ユーザーがアイデアの中身をちゃんと見るようになって悪いことではないかも。
でも、1000株到達したため放置できない→判断が難しいなー→却下しちゃえ、というアイデアが出そうで心配。というかスタッフのほうがアイデアの中身をちゃんと見ていないような気がする。具体例は以下:
- idea:3621:idea:3621:title
- idea:5602:idea:5602:title
これらを「却下」するってどういうこと?
ブックマークのテーマはもう増やさないということ? ユーザーからの投稿があっても?
新機能について、ヘルプへの記載をしないってこと? サービスとしての倫理を疑う。
また、この方針変更をはてなアイデアのリニューアルに合わせないのはちょっとかんべんしてほしい。上のようなアイデアが却下されるようになったのなら、投資するアイデアも変えないといけない。しかし、以前の方針に合わせてすでに投資し、引き上げられないアイデアポイントが多すぎる。引き上げ可能なポイントは、自分で立てて、1000株に達していない(=キャンセルできる)アイデアだけだ。投資済みのアイデアポイントが人質になって、みすみす没収されるのを待つ状態になっている。
とりあえずポートフォリオを確認して、手持ちのアイデアポイントを確保しようかとも思う。でも、要望や不具合があっても、却下の傾向がわかるまでは手元に戻したアイデアポイントを無駄にはできない。そもそも、ポイントをあれこれ管理したり、運営の顔色を伺ったり、なんでそんな面倒なことせにゃならんの?
どうもやっぱり、ユーザーのリソースは無限だと思われているふしがあると感じる。ちょっとこれは、どうにも困った状態だ。
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