iPodをWindowsで使うにおいて、いくつか気になっていたことを確認するために、電気屋へ行ってみた。
- パソコン側のIEEE1394端子が小さな4ピンのタイプだが、これへも接続できるのか(→できる。製品に変換アダプタがついている)
- 本当に、外付けHDDとして使えるのか(→使える。メモリカードを挿したときのように、ドライブとしてマウントされる)
- エクスプローラを使って、iPodにコピーした曲データを聴くことができるか(→できない。iPodで聴くことができるのは、付属の専用ソフトを介して転送したデータのみ。また転送した曲データは、転送元のパソコンからしか取り出せない)
意外だったのは3番である。つまりiPodは、単に曲データをコピーすれば聴けるというような、大らかな製品ではなかったのだ。専用ソフトを介して転送しなければ聴けないとは、まったく思いもよらなかった。これでは東芝のGIGABEATと同じではないか。GIGABEATの「専用ソフトで転送」がイヤだからこそ、iPodを検討していたのに。
転送元を意識しながら使わなければならないのは、CLIEが音楽再生をサポートした当初と同じだ。これは本当に面倒だった。CLIEはのちに、MP3をどこからコピーしてきても再生できるようになった。この寛容さに慣れると、単にコピーしたデータを聴けないのは面倒だと敬遠してしまう。
ところでiPodやGIGABEATのようなデバイスの場合、転送元のパソコンが壊れたときに曲データの扱いはどうなるのだろうか。デバイス内の曲データは出口を失い、取り出せなくなるのではないか。そこが心配。なるべく、対策がある機種を選びたい。