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ウイルス記事の“決まり文句”にはもう飽きた(2001/08/02付)

執筆の動機がヒジョーに正直でナイスである。「決まり文句」とは、「怪しい添付ファイルは開かない」「ウィルス対策ソフトを使いましょう」という、ウィルス予防の心得のこと。書いても書いても感染者が後を絶たないのが現状とはいえ、ウィルスの記事を執筆するたびにこれを書いていては確かに飽きそうだ。でも「読者の意見」にあるように、「風邪の予防と同じで、基本的にはそれしかないんだからしょうがない」というのもまたもっともな話である。痛みを知って初めて、予防の大切さを知る。強盗に入って防犯の大切さを説く「説教強盗」ならぬ「説教ウィルス」があれば、少しは啓蒙が進むのではないかと思った。魅力的なファイル名にうっかり添付ファイルを開くと、ウィルスの恐ろしさを説くメッセージがえんえん表示されるウィルスとか。アドレス帳に載っているアドレスに「私はウィルス付きの添付ファイルを開いた間抜けです」というメールを送るウィルスとか。もし「意志によって開かなかった」ことを検出できる仕組みがあれば、「誘惑に負けずに添付ファイルを開かなかった汝は真の勇者ぞ」みたいなメッセージが出るようにもできるのだろうが、さすがにそれは無理かな。