【元記事:夜の記憶−99/10/07 (Thu.)−お札について調べてみる】
2000円札発行の決定を機に、お札について調べてみた。
お札を発行しているのは日本銀行の発券局で、現在も使えるお札は以下の通り。日本銀行のサイトにはこの手の表がなかったので、お金と金融商品のページを参考に自分で作ってみた(もしかしたら書写ミスがあるかもしれない)。
発行開始日 | 支払停止日 | 金額 | おもな図柄 |
---|---|---|---|
1984/11/01 | − | 10000 | 福沢諭吉 |
1984/11/01 | − | 5000 | 新渡戸稲造 |
1984/11/01 | − | 1000 | 夏目漱石 |
1969/11/01 | 1994/04/01 | 500 | 岩倉具視 |
1963/11/01 | 1986/01/04 | 1000 | 伊藤博文 |
1958/12/01 | 1986/01/04 | 10000 | 聖徳太子 |
1957/10/01 | 1986/01/04 | 5000 | 聖徳太子 |
1953/12/01 | 1974/08/01 | 100 | 板垣退助 |
1951/12/01 | 1958/10/01 | 50 | 高橋是清 |
1951/04/02 | 1971/01/04 | 500 | 岩倉具視 |
1950/01/07 | 1965/01/04 | 1000 | 聖徳太子 |
1946/03/19 | 1958/10/01 | 1 | 二宮尊徳 |
1946/03/05 | 1955/04/01 | 5 | 彩紋 |
1946/02/25 | 1956/06/05 | 100 | 聖徳太子 |
1946/02/25 | 1955/04/01 | 10 | 国会議事堂 |
1943/12/15 | 1958/10/01 | 1 | 武内宿禰 |
1889/05/01 | 1958/10/01 | 1 | 武内宿禰 |
1885/09/08 | 1958/10/01 | 1 | 大黒像 |
このほか、流通量の増大や、流通期間の長期化にともなう偽造確率の上昇に対応するため、お札の記番号を印刷するインクの色が変更されることがある。現行のお札では、1990年11月1日に千円札の記番号が黒から青になったほか、1993年の12月1日には、千円、五千円、一万円の各札とも、インクが褐色に変更されている。一代前の伊藤博文千円札も、1976年7月1日にインク色が黒から青に変更された。
なお、紙幣を実際に印刷しているのは大蔵省の印刷局、硬貨を作っているのは造幣局である。
日本銀行金融研究所のサイト内にある貨幣博物館には、面白くてダメになる…じゃなくって、面白くてためになる話がたくさん載っている。お金に関するFAQのページも面白い。