最近のかな漢字変換プログラムはだいぶ頭がよくなっており、変に変換されて思わず笑ってしまう、という経験は最近なかったのだが。MacOSに標準添付されているIM(Input Method。MacOSではかな漢字変換プログラムのことをこう呼ぶ)であるところの「ことえり」に、久しぶりに楽しませてもらった。「付加機能」を出そうとしたら「深き脳」。なんだか含蓄に富むというか、妙な響きの言葉だ。頭がいいと言われるATOKで「ふかきのう」を変換したら「付加機能」と即出たため、じゃあ「ふかき」と「のう」で別々に変換すれば「深き脳」になるかなとまず「ふかき」を変換したら「孵化器」。もう一度変換キーを押せば「深き」にはなるが、最初の候補に「深き」を出す方法はないだろうか。「ふかきのう」をいったん変換して「付加機能」が出たところで変換を確定せず、文節を「ふかき」と「のう」に切り直せばいいのかなと思ったら、出てきた結果が「孵化器脳」。なんとなく、水槽の中で脳がごぼごぼいっている姿を想像してしまった。