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99/05/02 (Sun.)−薬のショットバーがほしい

元記事:夜の記憶−99/05/02 (Sun.)−薬のショットバーがほしい】

といっても、麻薬の話ではありません。
 まばたきをすると右目が痛い。ものもらいの兆候を感じ、薬用の目薬を出してきた。ものもらい用の目薬は、よく効くやれ効くすごく効く。しかし効くのはいいのだが、すぐに治ってしまうため使いきる前に賞味期限(賞味じゃないか)が来てしまうのだった。この目薬は、たしか去年買ったものだ。花粉症が全盛の時期にものもらいになってしまい、このときは右目にものもらい用目薬を差し、左目に花粉症用の目薬を差すという生活だった。このときのものもらいも数日で治ってしまい、目薬はたっぷりと中身を残したまま、引き出しの奥にしまわれていたのだった。使用期限は来年の2月。おそらく今回のものもらいもすぐに治り、結局前回と今回だけ使われたところで期限が来てしまうのだろう。
 そういえば、味の素に関するほとんど都市伝説と化している逸話に、味の素のびんの穴を少し大きくするというものがある。伸び悩んでいた味の素の売り上げが、穴をほんの少し広げただけで大幅に伸びたという話だ。じゃあもし目薬の一滴を調節できたとして、薬用目薬の一滴の量を増やしたらどうなるか。売り上げ大幅増…とはやっぱりいかず、最後まで使いきることがないから売り上げは変わらないのではないか。むしろ容器を小さくしてもらいたい。半分の量で値段が2/3、いや1/4の量で値段が半分でも、たぶんこちらを選んだほうがお得なはずだ。どうせ使いきる前に使用期限が来てしまうのだから、一度に買う量は少ないほどよい。
 もっといけば、薬を計り売りする店があるとよい。目薬に限らず、風邪薬や頭痛薬、胃腸薬を使いきらないまま使用期限が来てしまうくらいなら、1粒あたりの値段が少し割高でも、その場で1日や2日ぶんだけ買えるほうがよいような気がする。もちろん薬事法のアレコレで実現は難しいだろうが、こないだの二日酔いにはこの薬だったから、今日の二日酔いにはあの薬を、なんていろいろ試せたら面白いではないか。