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はやぶさ2、夜の機体移動

これまでの流れ
今日の予定
  • 23:00〜:機体移動を取材

今日は昼には風も止んで穏やかな気候である。機体移動は問題なく行えるだろう。

朝、種子島を離れる小川一水さんらを見送った。今回は残念でしたがまた見に行きましょう。

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午後までは例によって、仕事をしたり仕事のふりをしたりして過ごす。15時すぎに宿を出て種子島宇宙センターへ向かった。到着は16時半前。

種子島宇宙センターの夕焼け。(iPhoneでパノラマ撮影)

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22時開始の機体移動までは時間がある。宇宙センター内の博物館、宇宙科学技術館へ行ってみた。

「HOPE誘導ゲーム」はどうなっているかなーと思ったら前にパネルが置かれていた。

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センターの売店には「宇宙飛行士キューピー」なんてのも。JAXAの船内服だけでなくロシアの船内服バージョンなどもあって充実している。

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夕飯はまた南種子のお好み焼き屋へ。そのあと河内温泉センターで風呂につかった。

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昨日テラキンさん(@terakinizers)さんが報道に差し入れたリポビタンDは順調に消費されていっている。

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23時からの機体移動取材はH-IIAロケットを組立棟(VAB)から射点へと移動するものである。

報道はバスで移動し、0時に機体が組立棟から出てきた。

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1分半後の位置はここ。移動速度は時速2キロで、人がゆっくり歩くくらい。50メートルのロケットがその速度で移動するのを離れて見ると、速いような遅いような不思議な感覚がある。

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20分ほどで射点に到着した。

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午前1時過ぎに種子島宇宙センターを出る。途中、ロケットの丘から射点を見た。

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はやぶさ2はロケットに搭載され、12時間後の打ち上げを待つばかりである。機体移動を取材してもまだ打ち上げられる実感がわかなかったのは、ここに来るまでが長かったせいかもしれない。

はやぶさ2の計画は途中で何度も中止になりかけた。はやぶさの帰還前から次の計画を立てなければならないが、本当に帰ってこれるかどうかは当時かなり怪しかった。そのせいか予算はなかなかつかず、はやぶさの帰還で世間の期待が高まってからもそれは変わらなかった。このままでは目的とする小惑星に行くタイミングを逸してしまうのではないかとやきもきさせられた。

しかし今とうとうここまで来た。ロケットの丘から射点のH-IIAロケットを見たら、急激に実感がわいてきた。はやぶさ2は明日には宇宙へ行ってしまうだろう。ついにここまで来たのだ。

今日のレシート

  • 08:30:836円(食費:サンカラ)
  • 17:30:268円(食費:向井商店)

今後の予定

(2月2日記)

次の日