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赤ちゃんを眠らせる「あみんステップ」に科学のメスが

赤ちゃんの寝かしつけに「あみんステップ」が有効だという話がある。

「あみんの大ヒット曲『待つわ』である。子どもを腕に抱いて,左右にステップするだけ。何故か黙る。かなりの確率で大人しくなる。魔法みたい」とある。

今日、TBSの「夢の扉+」で「赤ちゃんがすぐに泣き止むベビーベッド」というのが紹介されていた。それが「suima」。赤ちゃんの泣き声を検知して10センチ幅、1.8秒周期でゆれる。すると本当にすぐ泣き止んだのでびっくりである。

(36秒くらいからゆれ始める)

泣き止ませるためにちょっと速くゆれて、泣き止んだら眠らせるためにちょっとゆっくりゆれる。ちょっと速くゆれるのが1.8秒周期である。

この1.8秒というテンポ、「suima」を作った九州大学の藤智亮先生は実験に実験を重ねてはじき出した。あとでわかったことだが、これは人間の平均的な心拍数(1分間に67回)と同じなのだそうだ。親の心拍数のリズムでゆらされると赤ちゃんが安心して眠る。藤先生はそのことに気づいたとき「10分間くらい放心した」と番組で話していた。

そして実は1.8秒というテンポはあみんの「待つわ」もぴったり同じなのだった。上の動画で「suima」がゆれ始めたら「待つわ」を口ずさんでみてほしい。ぴったり合うことがわかる。

つまり今日の「夢の扉+」で、はからずも「あみんステップ」の効果が科学的に証明されてしまったのだった。

まめちしき
おむつやお腹がすいて泣いているといった場合、1.8秒周期でゆらしても泣き止まない。原因を取り除いてあげないといけない。一方赤ちゃんは眠いと泣く。眠いなら寝ればいいのに、うまく寝つけず泣くのだった。「あみんステップ」や「suima」はそういう状況で効果がある。
再放送
今回の「夢の扉+」は9月13日(木)の23:00〜23:30にBS-TBSで再放送されます。