- GTDを始めて5年が経過した - ただのにっき(2011-08-15)(http://sho.tdiary.net/20110815.html#p01)
この記事を読んで、今なら始められると思ったそれはGTD。Getting Things Done。
GTDはものすごく大ざっぱにいうと、「やること」のリストをがんばって作り、ひとつひとつの行動に落とし込むもの。たとえば「××の準備をする」は具体的に「○○について××へ問い合わせ」「△△のリストを作る」などにする。そしてその日することを決めたら淡々とこなしていき、「すること」リストは定期的にふり返る。というような感じのものだ。
ところで、今まで夏はシャワーだけですませることが多かったのだけど、今年は努めて風呂にも入るようにしている。もしかして右半身だけ汗をかく問題(ひとつ前の記事参照→d:id:Imamura:20110818:rougan)を解決できたりして、という勝手な想像があったのともうひとつ、風呂には考えをまとめる効能があると気づいたからだ。
去年の秋くらいから、風呂にiPhoneやゲーム機を持ち込んでみていた。寒い季節は長風呂がよい。体をしっかり温めるのは健康にもよいらしい。しかしただじっとしているのはなにかもったいない気がする。そこで風呂でネットやゲームをして時間を使う。そうやっていたのだった。
でも最近はそういうことをまったくしなくなった。風呂に入っている間はなにもしないのがよいように思えてきた。そしてゆっくり風呂につかりつつ、今日はあんなことをしたとか、明日はあれをやろうとかゆっくり考える。それが精神衛生上なかなかよいように感じられたのだった。
そしてやっとGTDを始めた理由でして、つまり「明日はあれをやろう」はきれいすぎる書き方で、実態は「あーあれやらないとなー」のふり返りである。風呂に入って「あーあれやらないとなー」と思う。次の日風呂に入って同じことについて「あーそうだ、あれやらないと」と思う。その次の日風呂に入ってまた同じことについて「そうだそうだ、あれやらないといけないんだった」と思う。そのくり返しが多いことに思い至り、これはGTDだろうという気持ちが出てきた。
そこへタイミングよく上の記事を読み、よし、ついにGTDを始めてみようとなったのだった。
使うツールはEvernote。最近Evernoteをもうちょっと活用したいと思っていて、アプリをいつも起動しているので都合がよい。まずこういうノートブックを作った。Evernoteの「ノートブック」は「ノート(個別の記事)」を入れるフォルダのようなもの。
- 101今日やる
- 102明日やる
- 103連絡待ち
- 104買うもの
- 109やりたい
- 109済
数字をつけるのは、Evernote上でノートブックの並びを整えるため。
まず「あーあれやらないとなー」を思いついたら「やりたい」にメモする。このとき、一つの「やりたい」を一つのノートに書く。こうやっておくと、風呂に入って「あーあれやらないとなー」が「あーあれやらないと、でもこれはもうEvernoteにメモしたから忘れてもいいや」になる。
この「メモしてあるから忘れてもよい」という感覚が自分には大事なような気がする。
「今日やる」には、今やっている仕事のスケジュールを入れる。たとえば仕事ごとに一つのノートを作り、いつまでにここまで、のような目安を書いておく。(こういう使い方は本当はGTDではしない気がするけど「なんちゃって」だからいいの)
それ以外のこまごましたこと、あれを発送するとかこれについて記事を書くとか、そういうのは完了したら「済」に移動する。
「明日やる」「連絡待ち」「買うもの」はそれぞれ読んで字のごとく。
そんな感じで始めてみたよGTD。今までのやり方が行き当たりばったりすぎないかと思うかもしれないが、これだけでもだいぶ違うと実感できている。
週の終わりにすること、とか1年後にこれをする、とかをメモしておく場所が決まらないのでこれはもうちょっと考えよう。(GTDを使うのではなくスケジューラーに入れてもいいのだけど、その日を過ぎると忘れてしまいそうな気がする)
関連リンク
- 面倒くさいのでいい加減なGTDの始め方をした - 機械(http://machine.livedoor.biz/archives/51473186.html)