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「ゼファー」の小型風力発電

昨日の「夢の扉」で、家庭向けの小型風力発電機を作っている会社の社長さんが紹介されていて、これがなかなか面白かった。

小型風力発電のゼファー株式会社
http://www.zephyreco.co.jp/
TBS「夢の扉〜NEXT DOOR〜」/放送内容
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20100509.html
風力発電の特徴

また、ゼファーは発電効率を上げるためにアイデアをこらしている。

  • 風が弱いと風車が回らない
    • ゼファーのは風車が1分間回らないと電力を使って10秒間強制的に回転させる
    • 自分で風車を回すのが呼び水になって、10秒後からは微風でも風車が回り続ける
    • 風車が自然に回り始めるのは風速4メートル/秒くらいから。ゼファーのは2メートル/秒でも風車が回る
  • 強風で風車の回転が上がりすぎると発電機がオーバーヒートしてしまう
    • そのため、従来の風力発電機は風速12.5メートル/秒以上の風では風車の回転を止めていた
    • ゼファーのはブレーキで回転数を抑えて発電を続ける
  • 風車が回る騒音が大きい
    • フクロウが音もなくはばたくのを参考にして、羽根の形状を改良。騒音を50分の1に抑えることができた

社長の伊藤瞭介さんは、山水電気の元社長。山水時代に、ドルビーサラウンドの元となった技術「SQサラウンド」を開発したそう。

番組の最後には、業績が認められて産業革新機構から10億円の出資を受けることになったという話が出ていた。