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『この世界の片隅に《下》』『鈴木先生 7』

面白くて続きが気になるマンガ2本の新刊が今日、同時に発売されてしまった。ハラハラしながらこれから読む読む。

こうの史代この世界の片隅に《下》』

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

『長い道』(ASIN:4575939625)に代表されるほのぼの感と、『夕凪の街 桜の国』(ASIN:4575297445)で開いた戦争をめぐる市民の描写、『さんさん録』(ASIN:4575940046)の暮らしノウハウ、それぞれがほどよくミックスされていて心地よい。

こうの史代『この世界の片隅に(上)』 - Imamuraの日記
[2008/07/19]広瀬正『マイナス・ゼロ』こうの史代この世界の片隅に(中)』買う - Imamuraの日記
http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20080719/book

戦争の影が色濃い昭和19年から20年の春まで話は移り、ついに呉市も空襲が届くようになってきた。広島から呉へ嫁いだ主人公すずは前向きだけれど、意外にも人の秘密を知ってしまう。こういう仕掛けはこうの史代の『さんさん録』からの引き継ぎイメージ。 いよいよ下巻では、少なくとも昭和20年の夏まで描かれるだろう。すずやその周辺の人々はどんな運命を迎えるのか、話はどこで終わるのか。市井の人々の暮らしをここまでじっくりと描いてきた物語だけに、このマンガがどういう夏を迎えるのか、楽しみで恐ろしい。

広瀬正『マイナス・ゼロ』こうの史代『この世界の片隅に(中)』買う - Imamuraの日記

武富健治鈴木先生 7』

鈴木先生(7) (アクションコミックス)

鈴木先生(7) (アクションコミックス)

中学校を舞台にして、静かに熱い鈴木先生ががんばる異色のマンガ。ひとつ前の6巻では、鈴木先生のあるポリシーが社会通念とは正反対であることがクラスに露見、鈴木先生を被告にした裁判が教室で始まった、というところ。どう決着がつくのか楽しみ。

あとこれも買いました

白井弓子『天顕祭』。初版発行は2008年7月30日。

天顕祭 (New COMICS)

天顕祭 (New COMICS)

評判はいいようだし気になってはいたんですが、なかなか買うには至らなかった一冊。書店で冒頭の約15ページをまとめた「おためし冊子」があって、読んでみたら絵も話運びもいい感じ。そこでいっちょう買ってみた。読むのが楽しみ。