今晩の「かっこいい機械ナイト」のために、MacBookをカバンに入れてきた(みなさんぜひおこしください【→告知】)。これが重くてつらい。本体2.27キロはさすがにきつい。
それでも今まではこれが(現行機種では)一番軽いMacBookであったから、「軽いMacがほしいー」と思っても「でもさ…これ以上軽いMacなんてないしさ…」だったのだ。
それがMacBook Airの登場で、最軽量MacBookの重さは1.36キロになってしまった。軽い。軽すぎる十万石…いやいや。(「〜すぎる」ときたら必ず十万石まんじゅうを引き合いに出す軽率さについては別記事で考察したい。しないかもしれない)
ともかく、「軽いMacがほしい」と思っても現物がない状態だったのが解消された。これは人類全体にとってたいへん大きな跳躍だ。今やないものといえば「先立つものがない」だけになった。いやそこは個人的にたいへん大きな問題であるし、そもそもMacを外へ持ち出すことがめったにないどころか、家の中ですら移動することはあまりないくせにMacBook Airを買ってどうするのかという話もある。
でも、軽いMacが「欲しくてもない」から「欲しければある」になったのは本当に大きい。ああいい世の中になったものだ。ほわーん。
MacBook Airの「なんでもワイヤレス」思想
ところでMacBook Airの外部接続端子は、USBが1ポートのみという超絶割り切り仕様になっている。そこを嫌う向きも多いようだ。
その代わり無線LANやBluetoothといった、ワイヤレスのモジュールはちゃんと入っている。無線ごしにバックアップをとる「Time Capsule」なる製品も出た(これ便利だなあ、いいなあ)。
ほかにも、MacBook Airには光学ドライブがついてないので、ほかのパソコン(Windowsでも)のドライブを借りて、無線ごしにあたかも自分のドライブのように使える「Remote Disc」というしくみも用意された。
物理的な接続端子を減らしても大丈夫なように、なるべく無線でやっちゃおうという考えできているようだ。
じゃあいっそのこと、無線USBハブとか、無線ドッキングステーションみたいなものもあったらいいな。外付けマウスやメモリカードリーダー、外付けHDDなどをつないでおき、本体が近づくと使えるようになる。こりゃあ便利。技術的に可能かどうかは知らない。MacBook Air用に出た外付けドライブは普通のUSB接続だし、さすがに無線ドライブというのは今のところ難しいか。
でもワイヤレスはいい。以前会社でMac miniを買ったとき、キーボードとマウスをワイヤレスにしたらこれが快適。本体に電源ケーブル、LANケーブル、モニタケーブルをつなげばもう使える。もし無線LANがあれば、つなぐケーブルは2本だけだ。
ケーブルがない心地よさは、いったん味わうと捨てがたい。常時接続とかパケット定額なんてそこまで使わないし、と思っていても、いざそうなるともう戻れないような。
なのでアップルには、いやアップルでなくても、この調子でどんどんワイヤレスを推進していってもらいたい。電源もモニタ出力もワイヤレスになってほしい。
- 無線ハブ話がシンクロニシティ:「Bluetooth接続USBハブ - 妄想科學日報」(d:id:DocSeri:20080118:1200625246)
デジカメの画像をパソコンに転送する作業は、すでに無線でできるようになっている。メモリカードリーダーいらずでこれもナイス。
- →無線LANで写真をパソコンに転送できるSDカード「Eye-fi」:「nobilog2: 小さいながらも大きな感動!Eye-Fiカード」
Apple MacBook Air 1.6GHz 13.3インチ MB003J/A
- 発売日: 2008/02/05
- メディア: Personal Computers