去年の夏にMacBook Airを買って以来、取材などにMacを持って出るのが普通になった。出先でMacがネットにつながると便利だ。公衆無線LANを使って…とかいろいろ考えていたけど、Ad[es]を持っているのだから「ZEROProxy」というソフトを使えばテザリングできたのだった。
- 配布元:伊勢的新常識 - ZEROProxy(http://iseebi.half-done.net/?Software%2FZEROProxy)
- 解説記事:Desire for wealth : ZEROProxy で iPod touch のブラウザをどこでも使えるようにする〜田村ゆかりライブが開発のきっかけに(http://desireforwealth.com/diary/200710_zeroproxy.shtml)
テザリングとは、無線LAN接続ができるパソコンをネットにつなぐにあたって、電話端末のネット接続機能と無線LAN接続機能を使うこと。パソコンと電話端末を無線LANでつなぐと、電話端末がネットとのデータのやりとりをしてくれる。「テザー」とは「ひも」のことで、電話端末がネットとパソコンの間を仲介するというもの。
iPhoneは無線LAN機能も持っている。じゃあパソコンからiPhoneにつないで、iPhoneにネット接続を仲介してもらえばいいのだろうか。実はそうはいかなくて、ソフトバンクやauのiPhoneでは電話会社の意向でテザリング機能が使えなくなっている。ひどい話だと思うかもしれないが、スマートフォンの通信はただでさえデータ量が多い。この上さらにパソコンからのテザリングも認めてしまうと回線がパンクして、今のような料金ではサービスを維持できなくなるだろう。
それにしてもAd[es]でテザリングできることをすっかり忘れていたのがなんだか面白い。ZEROProxyが出たころはまだ「テザリング」という言葉がなかったからだろうか。最近はすっかりiPhoneばかり使っているから、スマートフォンではテザリングできないものと思い込んでしまっていたのかもしれない。
Ad[es]の回線は64kbpsと遅く、最近のモバイルルータとは勝負にもならない(からMacでUstというわけにはいかない)。でもTwitterを見るくらいなら十分だ。こんどJAXAのUstreamをするときなどはAd[es]も持って行って、Macからテキスト中継してみようと思う。