「デビルマン」の愛蔵版が出た

愛蔵版 デビルマン (KCデラックス)

こないだ出た楳図かずおの『漂流教室』といい、昔の名作がこうして再パッケージされて流通するのはいいことだ。今の書店は、新刊でなくなった本はすごく買いにくくなってしまうから。

特に「デビルマン」は、最初の連載の順序でまとめられた単行本がもう出ていないと聞いた。今まで最新だったマンガ文庫の「デビルマン」は、「新デビルマン」との混合状態になっているとか。（これぞまさに悪魔合体）

今回の「愛蔵版」はどういうパッケージなのかな。当初の連載のまままとめているのだろうか。いずれにしても、こうやっていま買えるのはうれしい。

アマゾンでDVDを探すとき、同じ映画でもDVDが何種類もあったりしてよくわからないことがある。新しいのが一番安くていいかというとそうでもなく、最初に出たDVDには特典ディスクがついていて、しかもマーケットプレイスで安く買えたりする。

CDも昔のが安く再発売されるサイクルがあるけれど、DVDほど回転は早くないと感じる。

本の中では特にマンガにおいて、数年で絶版になっては別デザインで復刻・再販されるというサイクルが増えつつあるように思う。とり・みきや吾妻ひでおなどの昔の単行本がチクマ秀版社から出直したり、「ワールド・イズ・マイン」が「真説」になったり、「度胸星」も復刻が始まった。

ハードカバーの書籍は文庫になっても販売されるけれど、こういう復刻や再版だと、流通上完全に置き換わるところがちょっと違うな。文庫化のほうが特殊なのだろうか。

ともかく読んでみましょう「デビルマン」。今日もどこかでデビルマン。それはアニメ版。

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