こういう本があるとは。しかも版元はポプラ社。
中身は大きなお友だち向けというわけでもなく、絵が萌え系であることを除けば普通の絵本のもよう。
これを、児童書の老舗であるポプラ社が出すところがすごい。
アイデア一発と言ってしまえばそれまでかもしれない。でもそのアイデアが大切なのだし、実際に本として出すところが偉い。そして売れている。そこがすごい。
大人の塗り絵ブームに続く「自分でなぞる本」のさきがけ、『えんぴつで奥の細道』(ISBN:4591090892)もポプラ社から出ている。
これらの本は、アイデアを伝えれば、発案者本人が作らなくても大丈夫なところがまたすごい。「萌え絵を使った童話」「自分でなぞる本」、コンセプトはきわめて明快である。
自分が作る本の企画に、人に任せづらいものが多いことへの自戒も込めて。