日曜日にロフトプラスワンで開催されたイベント「クレイジー☆エンジニアNIGHT!」のタイトルは、リクナビNEXTの「Tech総研」で連載されている「我ら“クレイジー☆エンジニア”主義!」から来ていたのだった。
「すごい技術者」を紹介するこの連載、実は今年の初めに書籍化されていたのだった。
この本、イベントでも販売されていたのだけれど、こういう本が出ていることにちっとも気づいていなかった。不明に恥じ入るばかり。
- イベントレポート:「光学迷彩に大興奮」(d:id:Imamura:20070611:camouf)
「すごい人」紹介本あれこれ
「いわゆる有名人」ではないけれど、純粋に「すごい人」を紹介する本って、このところ続けて出ていると思うんですがいかがですか。あっ宣伝か? 宣伝なのか? 確かに宣伝は宣伝なんですがそれだけじゃなくて…。
たとえばこれ。NHKのBS2で放送されている「熱中時間〜忙中“趣味”あり」の本。
- 刊行時の紹介記事:「NHK番組『熱中時間』が本になった」(d:id:Imamura:20070515:necchu)
GPSで地上絵を描く人(→「身辺メモ: 東京ナス化計画 アーカイブ」)、バスブザー収集家、全国の郵便局を巡る姉妹、秘境駅巡り、銀行の封筒の収集家、タマネギの皮クラフト、ミステリーに出てくる建物を実際に設計する人、ひとりイントロクイズなどなど、自分のルールで面白いことに熱中している人が盛りだくさん。
エンジニアとは分野こそ違うけれど、好きなことを見つけてそれにまい進するパワーは皆さんすばらしいのだった。
そしてすいません、こういう本も出てますよ。
- 刊行時の紹介記事:「新刊案内:松浦晋也『コダワリ人のおもちゃ箱』」(d:id:Imamura:20070410:kodawari)
こちらは「作る」人を中心に紹介していて、多くが実際のエンジニアである。プラネタリウム「メガスター」の大平貴之さんはこの本と、「クレイジー☆エンジニア」の両方に出てくる。
エンジニアの心を伝える「クレイジー☆エンジニア」、こだわる人々の楽しみを伝える「コダワリ人」、趣味に思いきり打ち込む人を紹介する「熱中時間」といった具合で、出てくる人々のベクトルはそれぞれやや異なるものの、「やりたいことを見つけて、それに打ち込み、楽しんでいる」というところは変わらない。
こういう人たちがいることを、もっとたくさんの人に知ってもらいたいものだと思う。