最近、レジ袋の有料化の話題をよく見かける。確かに我が家でも、レジ袋はたまる一方であって地球に厳しい感じだった。
近所のスーパーでは、レジ袋は不要であると告げるとスタンプカードをもらえる。スタンプが20個だかたまると、100円ぶんの金券として使える。
まず普通にレジ袋をもらって家に帰ったら、そのレジ袋を再び鞄に入れる。これだけでも次回、レジ袋をもらわずにすむようになる。
自分の場合、電器屋の懸賞でもらった安っぽい布の袋(トートバッグというほど立派なものではない)を鞄に入れている。牛乳などを入れて帰ると内側が少し濡れるが、ちょっと干しておけば翌朝にはまた鞄に入れられる。
こういうことは習慣になってしまえば、「やるぞ」のような気合いがなくても案外自然にできるようになるものだ。
もちろんスタンプカードにスタンプを押してもらうのも動機づけのひとつになっているけれど、それは自分の中ではごく小さい。
それよりは、増えていくばかりだった家のレジ袋の山が、逆に小さくなっていく気持ちよさが大きいように思う。
最近は、サッカー台(スーパーで買ったものを袋に入れるときに使う台)でトイレットペーパーのように巻いてある、総菜や肉パックを入れる小さいビニール袋もリサイクルしている。
パック類を入れてきたビニール袋を、生ごみを入れる用に捨てずにとっておいたら、レジ袋と同様、たまるばかりになってしまったからだ。
使い終わったビニール袋は、買い物袋に入れておく。こうすれば、次回スーパーに行ったとき、新しくビニール袋をもらわずにすむ。
自分にとって無理のない範囲でこういうことをすると、すっきりした気分になってよい。結果的に、地球に対しても優しい感じで悪くない。
「レジ袋有料化」というふうに言われると、自分が損するように聞こえるかもしれない。でも買い物袋の持参は、そういう面とは別のレイヤーで気持ちがよいのだった。