これが、いまアップルが訴えるべきことじゃないだろうか。
Windows Vistaの発売はアップルも商機とみているようで、テレビでも「こんにちはパソコンです」「こんにちはMacです」というCMをやっている。このシリーズはいろいろな(実にいろいろな)評判を呼んでいるようだけれど、こうやってPCとMacを比較するより、Macの魅力そのものを伝えるのがいいと思うし、アップルはそういう宣伝方法にたえる、いいコンピュータを作っていると思う。
でも、そのMacの「よさ」がどこにあるのか、またそれをどうやって伝えるか、アップル自身が見失っているようにも感じるのだった。
そのことは、こないだアップル本社での「Start Mac体験モニター」の座談会でも考えた。
これらのVistaの機能に対してアップルは「OS Xは2年前から実現しています、すごいでしょ」という主旨の話をしていた。
でもそれって、ものすごーく深刻な状況ではないか。OS XはVistaの新機能を2年前から実装しているのに、そのことがあまりにも知られてない気がしませんか。
まんぷく::日記 - アップル本社で、Windows Vistaのデモを見る
実際、ウィンドウをタイル状に並べる「exposé」(エクスポゼ)とか、サイドバーに似た機能「Dashboard」(ダッシュボード)などは、見た目のインパクトがあって初めて見る人を驚かせる。もちろんびっくりさせるための機能ではなく、使ってみると使いやすい。
これらの機能はアップルのサイトでムービーで紹介されているけれど、「Start Mac体験モニター」のモニターさんの一人が、簡単に見られるムービーを上げてくださっている。
どうです、面白いでしょう。
だからMacをアピールするならば、こんなコピーでもいけるんじゃないかと素人ながら思うのだった。
Macを見かけたら、[F9]キーや[F12]キーを押してみてください。
たったそれだけで、Macの魅力を感じることができるでしょう。
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