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地球温暖化映画「不都合な真実」と「コヤニスカッツィ」

[不都合な真実 2007.1.20よりロードショー]アル・ゴアが長年追い続けてきたテーマ、地球温暖化についてのドキュメンタリー。豊富な情報が盛り込まれていて、「このままだと、地球はけっこうまずいんではないですか?」的なメッセージが伝わってくるそうだ。

と書くと、「ボウリング・フォー・コロンバイン」と同じ匂いを感じて、ちょっと身構えてしまう。作り手の言いたいことが前に出すぎていて、ドキュメンタリー的手法をとったなにか別のものになっていないだろうか。また同時に、一人の考え方に偏りすぎていないだろうか。

いやでも、テーマは興味があるので観ようと思う。

本も出てるのね。

不都合な真実

不都合な真実

同時に、こういうのが好きな人には、地球環境と文明をもっと大きな枠でとらえた映像作品「コヤニスカッツィ」も見てもらいたい。

圧倒的な密度で迫ってくる映像と、フィリップ・グラスによる音楽の洪水が、最後にはなにかテーマを持って見えるような気がしてくる。それは決して押しつけられる感じではないので、見た人の感想は互いに対立するかもしれない。でもだからこそ、この作品は「アル・ゴアの主張」のような一面的なものにとどまらないなにかを伝えているということだ。

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