都営線のパスネットカードの中には、路線図の絵柄のものがある。これが都営線だけでなく東京メトロやJRなどまで細かく載っていて気に入っており、わざわざ窓口や改札で指定して買っていたのだが。
このところ、これを買おうとすると「路線図のはありませんねー」と言われることが多いとは思っていた。今日も同じだったので、駅員さんに「もう作らないんですか?」と聞いてみた。すると「ICカード(「PASMO」)への切り換えが近くなっているため、パスネットカードはあまり作らなくなっている」とのことだった。
そういえば、地下鉄や私鉄とJRを、Suica互換のカード1枚で乗れるようになるという話が進んでいるとは聞いていた。それがもう「来年度中」ということになっているそうだ。
そんな状況では、都営地下鉄としてもあまりパスネットカードに力を入れたくない様子なのだという。「路線図のパスネットカードは人気なので上に働きかけてはいるのだが、もう、それぞれの駅ごとの在庫限りになってしまいそう」だそうだ。
磁気カードはテレホンカードからの伝統で、いろいろな絵柄のものが作られてきた。これがSuicaやPASMOになると、1枚のカードをずっと使い続けることになる。「磁気カードを図柄で選ぶ」という時代は、実はもうすぐ終わってしまうのだな。