読了。すばらしくうまいタイトル。ガガーンその通りだよ、という人が思わず買ってしまうだろう。
「上司は思いつきでものを言う」という印象から始まって、日本の会社や組織の問題、日本人のメンタリティの問題などを解き明かしていく内容。埴輪を売る会社が出てきたり儒教と民主主義の話になったり、話があちこちへ飛んでいくが、最後にはなんとなくまとまったような感じになるところが面白い。
ポイントは「上司の思いつき発言にあきれられるようになること」「上司をバカにしない。同時に、上司はバカかもしれないという可能性を忘れずに」といったあたりか。