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「結果を携帯する」(百式・04/03/04付)

【元記事:「結果を携帯する」(百式・04/03/04付):d:id:manpukuya:20040304:p1

今日の「百式」で紹介されているのは、脂肪の模型を売っているサイト。手のひらサイズでじゃまにならない。食べすぎを抑えるよすがに、というもの。すばらしいアイデアだ。

なにかを習慣づけようとしても、なかなかうまくいかないことがある。「わかっちゃいるけど、なかなかね」というやつだ。そもそも、なかなか自然に実行できないからこそ「習慣づけよう」と意識するのであるから、習慣にしようと思ってもうまくいかないのは、ある種当然かもしれない。

しかし、そういうたぐいのことでも、なにかの拍子に「そっか、だからそうしなければならないんだ」と自分の中で納得がいくことがある。そうなると、心の中にある敷居が低くなって、ストレスなく始められるし長続きする。

心の敷居を低くする方法としてよく言われるのが、「成功した状態の自分を想像する」ということ。それを逆方向から加速してくれるのが、この脂肪の模型なのだ。

「これ以上食べると、いま手の中にあるこれ=脂肪が増える」と、すぐに思える具体的なモノを手にすることで、望ましくない状態になった自分への想像力が働きやすくなる。

弱い自分には、生活や仕事の習慣における「わかっちゃいるけど、なかなかね」がいろいろある。掃除とか自己研鑽とかね。この模型は、ダイエット方面の心の敷居を低くして、望ましい自分へと近づきやすくしてくれる。ほかのいろいろな心の敷居も低くするような何かはないもんだろうか(と、他力本願なのがイカンのだ)。