行の間隔(line-heightプロパティ)を実数で指定しておく(単位をつけない)と、行内で大きくした文字が重なってしまう心配はなくなる、という話。
d:id:Imamura:20040222:cで、どなたかがd:id:mozuyama:20040223#p4さんの記事「line-heightでの単位指定」を紹介してくださった(ありがとうございます)。そういえば、「line-height」は実数で指定するのが望ましい(ことが多い)と、以前どこかで読んだことがある。
つまり、line-heightを「%」や「em」で指定すると、同じ行の中に一部だけ大きな文字が出てきたときに、それに合わせて行間を調整したりはしない。その結果、文字が上下の行にかぶってしまうことがあるということだ。画像はid:mozuyamaさんが検証用に作ってくださったHTMLにおいて、「em」で行間を指定したために行間が調整されず、文字が重なってしまっている状態のもの。
以前読んだ記事、記憶をたどって探し当てた。『WebSite Design』Vol.5(技術評論社)の156ページ、「CSSへの招待」第2回〜フォントと行送り、という記事がそれだった。書かれている内容は、id:mozuyamaさんの記事と基本的に同じである。
1行の中で、一部の文字を大きくするようなことはあまりないだろうが、「line-heightは実数で指定するのが吉」と覚えておけばよいだろう。
(「教えてはてなダイアリー」の説明文は「1.5em」のままだが、「1.5」に書き替えちゃっていいよね…えい、やってしまえ)
追記:line-heightの指定方法はケースバイケースです。実数で指定するほうが問題が起きにくいと思いますが、決して「実数で指定しなければならない」わけではありません。そのように誤解されそうな表現になっていたのを直しました。d:id:mozuyama:20040225#p9さんの追加説明もご覧ください。
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