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PCゲーム業界の“プロジェクトX”を読む(ZDNet・03/12/26付)

http://www.zdnet.co.jp/news/0312/26/nj00_dungeons.html

[書影:ダンジョンズ&ドリーマーズ]「ゲームが米国社会に巻き起こす現象や事件を追うドキュメント」というふれこみの、『ダンジョンズ&ドリーマーズ』(ISBN:4797324880)という本を紹介する広告記事。「ウルティマ」のリチャード・ギャリオット(=ロード・ブリティッシュ)、「DOOM」や「Quake」を作ったカーマックとロメロなどが登場するそうだ。

第1章はPDFで無償配布されている。リチャード・ギャリオットD&Dにとりつかれる様子と、当時のコンピュータの状況が語られている。「ウルティマ」前夜、といったところまで読める。文章はいかにも翻訳調だけれど、なかなか読ませる内容だと思った。書店で見かけたら、もうちょっと読んでみよう。うっかりしたら買ってしまうかもしれない。おお、これは出版社にしてみれば理想の展開ではないか。

こういう「立ち読み」的なPDF配布は面白い。テキストのコピーや印刷を不可にしたPDFを作ればいい(上のPDFもそうなっている)。それでも、書籍の20ページくらいならパソコンの画面でもすぐ読める。新たなマーケティング手法、と振りかぶる必要もない程度のことだけれど、ちょっとした機会になるし、それなりに購買につながっていきそうだ。