【元記事:ただ日記−99/01/17 (Sun.)】
あるカメラ量販店、テレビゲームコーナーでの光景。
- 客
- あのう、「ゼルダ」と「64」ください。
- 店員
- いらっしゃいませ。ゼルダと64でしたら、振動パックもご一緒にいかがですか?
- 客
- やっぱりあったほうがいいですか?
- 店員
- ええ、そりゃもう。ほかのソフトでしたらともかく、ゼルダに振動パックは絶対にあったほうがいいですよ。
- 客
- うーん、そうですか、いや買おうかなとは思っていたんですよ。
- 店員
- ぜひおすすめしますよ。
- 客
- わかりました、じゃあ振動パックもください。
いかがですか、このやりとり。カメラ量販店のような、画一的な売り方を身上としていそうな店にしてこのプッシュ。店員さんは保証書にハンコをつく間にも「もう今日から眠れませんよ」なんてにこにこと目を輝かせており、かつて自分がNintendo64と『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で味わった感動と感激を、この客が数時間後にも体験することを知った喜びに満ちていた。この嬉しそうな顔こそが任天堂にとって最大の宣伝なのかもしれない。なんて、無難にまとめてみたりして。