きになる新刊『科学者のための法律相談』『デジタル技術と手製本』『総天然色のタイムマシーン』『希望格差社会』『大失敗』
京都第一法律事務所・編著『科学者のための法律相談 - 知っておいて損はない25の解決法』
- 作者: 京都第一法律事務所
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
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タイトルを見て「おお、うまいなあ、いいなあ」と思った本。研究費の不正利用、データの捏造など、科学者にとって身近な事例を採り上げているとのこと。
坂井えり『デジタル技術と手製本』
- 作者: 坂井えり
- 出版社/メーカー: 印刷学会出版部
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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究極の「本作り」、手製本のマニュアル本。ここまで凝らなくても、自分の原稿を自分で刷って自分で製本するのは楽しいです。
- 関連記事:「同人誌を作るのは楽しいよ」(d:id:Imamura:20061002:doujin):むかし自分が作った同人誌の話。「『本を出す』より『本を作る』ほうが好ましい」(d:id:Imamura:20060414:book)もあわせてどうぞ。
諸河久+吉川文夫『新版・総天然色のタイムマシーン - フルカラーでよみがえる地方私鉄の黄金時代』
- 作者: 諸河久,吉川文夫
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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昔の鉄道の、珍しいカラー写真を集めた本。意外なほど昔のカラー写真というのは大好きだけれど、これは5000円か。
- 関連記事:「カラーで見る昭和初期」(d:id:Imamura:20060108:color):時代が下るほど、より昔のカラー写真を見られるようになる逆転について。「100年前のカラー写真」(d:id:Imamura:20030616:p3)も。
山田昌弘『希望格差社会 - 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』
希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫)
- 作者: 山田昌弘
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 文庫
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格差社会を考える本のはしりが文庫になった。読んだときの感想はd:id:Imamura:20051017:bookに。関連する記事のまとめは、NHKスペシャルの「ワーキングプア」の感想に(d:id:Imamura:20060725:workingpoor)。「同II」の記事も(d:id:Imamura:20061211:workingpoor)。
スタニスワフ・レム『大失敗』
- 作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,久山宏一
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
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レム最後の長編。asahi.comの書評「コミュニケーションの極限状況描く」が面白かったので紹介。
エレベーターの「開く」ボタンはほぼ左
これはまさに、「エレベーターのボタン配置に関する調査報告」(→d:id:Imamura:20060607:elevator)。デイリーポータルZの記事はちゃんとメーカーに取材して、「開閉ボタンの左右の配置や色については、とくに決まりはない」という話を引き出している。
ちなみに、「開く」ボタンが右にあるエレベーターも発見されている。見たい人は、浅草の神谷バーが入っているビルのエレベーターに乗ってみよう。
あと、「開く」「閉じる」が上下に配置されているエレベーターもある。たとえば千代田線の乃木坂駅、赤坂寄りの改札付近にある、地上と地下を結ぶエレベーター。
そんな感じで、ふだん見慣れているものも改めてじっくり見てみると、面白いことがわかったりするのだった。
曇り、雷雨
- 2007年4月4日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2007/04/04