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司馬遼太郎はやっぱりいい

【元記事:司馬遼太郎はやっぱりいい:d:id:manpukuya:20070309:sibaryo

という話を人から聞いた。

なんだ自分で読んだんじゃないのかい。そうです私は司馬遼太郎を読んだことがありません。

その人から聞いた、司馬遼太郎のよいポイント
  • 何度読み返しても面白い
  • 読み返すたびに発見がある
  • いくつかの作品で、同じできごとを複数の異なる視点で描くなど、重層的な読み方ができる。

なーるほど。と考えて、じゃあそのうち読みましょうと思うのだけれど、それはもう何度目か思い出せない決意でもある。実際に読むのは、5年後とか10年後になるような気がする。

「リトル・ミス・サンシャイン」

渋谷のシネマ・アンジェリカにて鑑賞。

ブラックな笑い満載で、米国サンダンス映画祭喝采を浴びた、家族の絆の再生を描くロードムービー

MovieWalker - リトル・ミス・サンシャイン 東京 映画館

ということしか知らずに観に行ったら、心をゆさぶられるすばらしい映画だった。

登場人物は家族それぞれだけでなく、端役の人にもしっかり性格づけがされている。そしてその全員を、監督は限りない愛をもって描いている。それが「ブラックな笑い」やシニカルな笑いを誘うことがあるのは、皆が一生懸命やっていて、それが時として、端から見ると滑稽になるからだ。

家族がそれぞれなりに悩みや問題を抱えていて、映画の中でそれに対するなにかが起きる。そして最後にはカタルシスがある。こういう作りはラッセ・ハルストレム監督の映画「ギルバート・グレイプ」に近い(これもとってもいい映画です)。

生きているとつらいことも多いけど、与えられた環境の中でベストを尽くすことが大切なんだな。改めてそう思った。

この映画、今年のアカデミー脚本賞と、助演男優賞(おじいちゃん役の人)を獲ったとのこと。それも納得。

追記:もうDVDが出てました。

リトル・ミス・サンシャイン [DVD]

リトル・ミス・サンシャイン [DVD]

  • 発売日: 2007/06/02
  • メディア: DVD

「春のめざめ」は3月17日から

予告編で流れたのが、油絵アニメーション「春のめざめ」。これはぜひ観たい。