本の即売

【元記事:本の即売:d:id:manpukuya:20041126:tama

[書影:プラネタリウムを作りました。]編集を担当した『プラネタリウムを作りました。』(ISBN:4767802512)の著者である大平さんが、玉川大学の先生に呼ばれて工学部の学生に話をするというので、本の即売のために同行させていただく。

大平さんの話の内容は、これまでのプラネタリウム作りの軌跡についてが中心。面白いと思ったのは、ここまでやってこれた理由の1つに、「適度に不満のある環境」を挙げていたことだった。極端な話、もしプラネタリウムがすでにある家に生まれていれば、プラネタリウムを自分で作ることはなかっただろう。投影機を作っても投影できるドームを持たないから、たためるドームや可搬式の投影機を作ることになり、その結果ほかに類を見ない移動式プラネタリウムとなった。天の川を星の集団として表現することになった一因も、投影機をコンパクトにしたいと考えてのことだ。また、投影機を作るためにいろいろと技術を学ぶ。その投影機ができ上がる頃には、新しく習得した技術を盛り込んで、もっといい投影機を作りたくなる。そのくり返しだという話だった。

学生は約200人、持ち込んだ本は10冊。売れたのは3冊で、うち2冊は先生が、1冊は学生さんが買ってくださった。講演ではなく授業の一環であるから、メガスターや大平さんに興味のある人が集まっているわけではない。であれば3冊でも上出来だ。

この場での収支は、単純に人件費や交通費を考えると赤字である。しかし本、特に書籍の販売は、1冊が10冊を呼ぶものだ。本を読んだ人が気に入れば、ほかの人に紹介してくれるだろう。紹介された人が興味を持って、本を買ってくれるかもしれない。それのくり返しで、こつこつと売り重ねていく。今回の話も、工学部の先生が本を読み、すごい人だと大平さんに連絡したことで実現した。そして今日、3冊が売れた。つまり先生の読んだ1冊が、今日の3冊の売り上げを呼んだともいえる。本を売るのは、この積み重ねなのだ。

増刷一喜一憂、再び

【元記事:増刷一喜一憂、再び:d:id:manpukuya:20041126:book

[書影:HTMLとスタイルシートによる最新Webサイト作成術]自分が執筆と編集を担当した本『HTMLとスタイルシートによる最新Webサイト作成術』(ISBN:4767802504)の重版が決まった。

って、d:id:Imamura:20040831:bookとまったく同じ展開なのだが実際同じ展開であり、なんとこの本の3刷めが決まったのだった。発行から1年間は全然売れなかった本がここまで伸びるとは、ちょっと『天国の本屋』のような気分(→「週松/ある意味ほんとにおかしい二人」/「シネマつかしん〜天国の本屋 恋火」)。買ってくださった皆さん、ありがとうございます。火付け役となってくださった(であろう)徳保さんにも、リンクでご報告。

前回の増刷から修正するべき点は見つからなかったため、2刷と今回の3刷の内容は基本的に同じである(念のためこれは、間違いがなくなったことを保証するものではありません)。帯の文言を少し追加したのと、1章の日記レンタルサイトの例として紹介するサイトを「はてなダイアリー」に変えたのが、今回の変更点。

それにしても、前回の増刷からわずか3カ月での増刷とは、嬉しいことは嬉しいのだが前回もっと多く刷っておけばよかったということでもあって複雑な気分。

出版も製造業であり、一度にたくさん作るほど、売り切ったときの利益が大きくなる。もちろん売れ残るリスクもあるから、適正量を刷る読みが必要になる。しかしこれがなかなか難しい。

追記:半年後、またまた増刷しました