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新型iPhoneとアップル公式サイトのスマートフォン対応

iPhone 6iPhone 6 Plusが出た。

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iPhone購入の来歴
  1. iPhone 3G(購入:d:id:Imamura:20080711
  2. iPhone 3GS(購入:d:id:Imamura:20090628
  3. iPhone 4(パス)
  4. iPhone 4S(購入:d:id:Imamura:20111106:iPhone4S
  5. iPhone 5(パス)
  6. iPhone 5s/5c(パス)

iPhone 4Sから2回パスしたので今回は買おうと思う。購入間隔が1年ずつ広がってきているので次は4年後だな。

同時に、アップル公式サイトスマートフォンで見たときパソコンとは違うページが表示されるようになった。

iPhoneはやっと横幅が大きくなったか」とか「アップルのサイトはまだスマートフォン対応していなかったのか」みたいな意見が出るのは当然である。しかしどちらもちょっと違う気がする。

iPhoneを大きくするのは簡単だし、アップルの公式サイトをスマートフォンに対応させるのも簡単だ。しかし今までそうしなかったのは理由があるはず。これはどちらも時期を見ていたのではないか。つまりアップルは、大きな画面やスマートフォン向け表示が十分に普及するのを待っていたんじゃなかろうか。

特に公式サイトのスマートフォン対応が今になったことについてはひとこと言いたい。

最初のiPhoneが登場したころ、携帯電話機(PHS含む)でWebを閲覧するアプリケーションとして各種の「フルブラウザ」が使われていた。2004年に発売されたウィルコムの「AH-K3001V」はPHS端末ながらブラウザとしてOperaを内蔵し、定額プランとあわせれば外出時でもパソコンと変わらないネット閲覧環境が得られてたいへん便利だった。

とはいえiPhone以前の携帯電話機でのWebブラウズはちょっともどかしい操作感ではあった。Webページの表示に際しては電話機の画面に最適化するのが一般的で、パソコンと同じように表示する機能はあっても狭い画面の中をカーソルキーで移動するのは実用的とはいいがたい。

iPhone 3Gを発売日に買ってまず試したのは、ここのダイアリーを表示させることだった。パソコンとまったく同じように表示されるWebページや、リンクをマウスでクリックするように指で(PDAニンテンドーDSのようにタッチペンを使わずに)タップする操作は異次元の体験だった。

とりあえずこのページを表示させてみました。

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iPhoneでWebブラウズ - Imamuraの日記

ということで長くなってしまったが、iPhoneは「パソコンと同じようにWebページを表示できる端末」だったので、アップルが公式サイトにスマートフォン向け表示を用意しないのはある意味当然だった。

そしてこの流れを知っていると、アップルの公式サイトでスマートフォン向け表示が始まったことについても「とうとうそこまで来たんだな」と感慨がわくのだった。

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2008年の日本発売当初は異端の携帯電話機だったiPhoneはどんどん普及していき、操作を似せたAndroidも出てきた。その結果スマートフォンといえばタッチパネルを指で操作するものになり、従来の携帯電話機はフィーチャーフォンとかガラケーガラパゴスケータイ)と呼ばれるようになって隅に押しやられてしまった。

iPhoneの前にWindows Mobileスマートフォン、Advanced W-ZERO3[es]を使っていた側からするとAd[es]まではスマートフォンといってもその先史時代だったなあと感じる。

上は、iPhoneのおかげで「ケータイ」の文化をスキップできたことについて書いたもの。

参考:真のアップル信者と呼べるのはこのレベル

こんな記事を書くと「このアップル信者め!」みたいな反応があるかもしれない。しかしまだまだ甘い。

(10月7日記)