Windows 8のUEFIインストールでGPT化と「システムが予約」領域に悩まされる

AMD勉強会」の関連記事ということにしてロゴをどうぞ。

こないだ自作マシンにWindows 8をインストールした時に「UEFI」を選び忘れてしまった。UEFIインストールをすると、OSの起動がすごく早くなるそうだ。

BIOSスクリーンショットを見るとHDDに「UEFI」というラベルがついている。

http://internet.watch.impress.co.jp/img/iw/docs/563/382/002.png

【清水理史の「イニシャルB」】 Windows 8を覚醒させるUEFIチューニング〜電源オンから5秒以内に起動するPCを実現する -INTERNET Watch

しかるに自分のマシンはどうかというと「UEFI」のラベルが出ていないのだった。

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(そもそもBIOSスクリーンショットを[F12]で撮れるのだから最近のBIOSはすごい。昔むかしパソコンの解説書を作っていて苦労したのが嘘のようだ。当時、BIOSの画面を載せるのにCRTを撮影するのではきれいにならないというので、画面写真をいったん撮影してからtypeコマンドなどでそっくりに作ったものだった)

上の記事によると、インストール時にUEFIを指定しないと従来通りのインストールになるそうだ。「UEFIでインストールする場合は起動時にUEFIを指定してインストーラーを起動する」とある。インストール後にUEFIに変更はできない。

じゃあもしかして、このマシンをUEFIにしたいときはOSを再インストールするしかないんでしょうか。再インストールするしかないらしい。じゃあ仕方ない。OSを設定し直したりアプリケーションをもう一度インストールするなら早いほどよい。Windows 8をインストールし直した。

と簡単に書いたけどインストールするストレージのGPT化や「システムが予約」という領域の扱いでいろいろ苦労したのでメモ。

基本的な解説
  • 【コラム】Windowsスマートチューニング (199) Win 7編: MBRディスクからGPTディスクに変換する | パソコン | マイナビニュース(http://news.mynavi.jp/column/windows/199/index.html
  • 余談:この記事では「ディスク管理」の起動方法として[Win]+[R]→「diskmgmt.msc」と入力する方法が紹介されている。Windows 8ではデスクトップ左下を右クリックして(または[Win]+[X]を押して)出たメニューから「ディスク管理」を選んでもよい
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まず、WindowsUEFIインストールするにはインストール先のSSDやHDDをMBR形式からGPT形式にしておかなければならない。これにはWindowsの「管理ツール」を使い、変換時にはストレージの中身は消去される。

つまりいま起動しているOSが入っているストレージはそのOSではGPTに変換できない。じゃあいったん別のHDDにWindowsを入れて…ということになる。

そしてWindows 8クリーンインストール時に「システムが予約」という隠しパーティションを作る。ここに文字通り、システムが使うファイルの一部を置いておくようだ。SSDに最初にWindowsをインストールしたとき、SSDにこの領域が作られた。

ここで別のHDDをつないでそちらにWindows 8をインストールしたところ、「システムが予約」パーティションはHDDには作られなかった。つないだままのSSDにある「システムが予約」領域が使われたようだ。この状態でSSDを外すと、SSD内の「システムが予約」が見つからないせいかHDD内のWindowsは起動しない。となると、HDDのWindowsSSDをGPTに変換するのは自分のシステムを破壊することになる(「システムが予約」がなくなるため)からやめたほうがよさそうだ。

つまりこういう手順になる。

  1. まっさらなHDDだけをつないでまずWindowsをインストール(HDDに「システムが予約」パーティションが作られるようにする)
  2. SSDをつないでHDD内のWindowsを起動
  3. SSDをGPT形式に変換する
  4. HDDを外す(SSDWindowsが使う「システムが予約」をHDDに置いておきたいならこの手順は不要)
  5. SSDUEFIWindowsをインストール

こうして、BIOSSSDに「UEFI」のラベルが出るようになった。

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こうすればいいとわかるまで、1日で4回くらいWindows 8をインストールした。1回のインストールは20分くらいですむのでそれほど苦ではない。CPUが速いとかSSDであるとかSATAが6Gbpsであるとかが効いているのだろう。

手間をかけた結果、Windows 8の起動は約37秒から約21秒に短縮された。やったー。って苦労したわりに期待したほどは早くならなかった。BIOSの設定をもうちょっと見直そう。

(3月12日記)

追記

同じようなケースでツール類を使いOSを再インストールせずにすませた事例。

USBメモリをOSインストール向けのブートメディアにする方法。容量は8GBもあればいいとのこと。「編集部で試した限り、USBインターフェイスに直接接続可能なMicroSDカード・リーダーでもインストールUSBメモリmicroSDカード)が作成できた」とも。