- これまでの予定
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- 2月27日(水):JAXA東京事務所とドイツ大使館での記者会見を取材、いったん帰宅し夜行バスで関西へ(d:id:Imamura:20130227:p1)
- 2月28日(木):関西で取材、夜行バスで東京へ戻る(d:id:Imamura:20130228:p1)
- これからの予定
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- 3月1日(金):羽田から帯広空港へ。大樹町に投宿(この記事)
- 3月2日(土):大樹町でCAMUIロケットとSNSの液体ロケット「ひなまつり」の打ち上げ(予定)を取材(d:id:Imamura:20130302:p1)
- 3月3日(日):同上(打ち上げの予備日)(d:id:Imamura:20130303:p1)
- 3月4日(月):帯広空港から羽田へ。帰宅(d:id:Imamura:20130304:p1)
今日からの写真は以下にまとめてアップしてあります。
- Imamura's fotolife - 201303CAMUI_SNS(http://f.hatena.ne.jp/Imamura/201303CAMUI_SNS/)
夜行バスは5時20分に横浜に到着。早朝の横浜駅はがらんとしていた。
横浜駅から羽田空港までは京急で約30分、470円。帯広空港へは7時10分羽田発のAIR DO61便で行く。
ここは関東なのでエスカレーターで立つ人は左側。
空港の手荷物検査場で、ペットボトルは機械に置いて判別するようになっていた。これはどういう原理なんだろう。係の人に聞いてみても「これでわかるんですよ」と言うばかりで、しくみについては「さあ、そこまでは」だった。検索してみると。
- ペットボトルの中身、どうやって調べる? - な〜るほど!科学コラム / 科学 / こどもふれあい広場 / 西日本新聞(http://kosodate.nishinippon.co.jp/science/colum/005.shtml)
- 東京ガス : プレスリリース / 置くだけでペットボトルやアルミボトル内の可燃性液体を簡単チェック!ボトル内液体物検査装置SLC-211Dの発売について(http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20041101.html)
ペットボトルを置く手と機械の間に微弱な電流を流して、間に入るペットボトルの中身を判別しているのだそうだ。へえー。
出発を待つ間、コンセントを使える小さい机でiPhoneを充電。iPhoneは購入から1年以上たって電池が弱くなってきており、コンセントを使えるところに来るたびに充電している。コンセントからコンセントへ渡り歩く生活だ。
飛行機の準備ができたとのことで、iPhoneをポケットにしまおうとしてコトンと床に落とした。このくらいの高さから落とすのは何回かあったし床にはじゅうたんが敷かれている。何も考えずに拾ってポケットに入れ、駐機場へ行くバスに乗った。
飛行機の席に落ち着いて、まずはiPhoneをフライトモードにしようと取り出してみるとハイこのとおり。
いったいなにが起きたのかわからなかった…。頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードとかチャチなものじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
呆然とする客を乗せたまま飛行機は北へ向かった。
途中からずっと雲の上で、下の景色を楽しめなかったのは残念。三陸のあたりが気になって左側の席にしたが航路はずっと内陸で、これでは下が見えたとしても海岸の様子はわからなかっただろう。
「そろそろ下りますから電子機器を切ってね」の案内で靴を履き、外を見たらもう雲の下で、眼下には真っ白な台地が広がっていた。定刻の8時45分に到着。
東京は今年何回か雪が降ったがその程度。一方こちらは雪が常にある状態。そして北海道の雪はさらさらしている。
自由に使えるコンセントがあったのでまた充電を始めた。賞味期限3時間という六花亭のサクサクパイを食べつつ、午後の便で来る柴田さん(@koumeiShibata)を待つ。帯広空港はカウンターで無線LANのアカウントを発行してくれるそうだ。
13時45分の便で柴田さんが到着。レンタカーを借りて一路大樹町を目指す。このころには粉雪が降り始めていた。新宿の郵便局に傘を忘れてしまったが、こういう雪質なら傘はいらない。外に出るときは上着のフードをかぶり、屋内に入ったら雪をはたけばよい。
道の端を示す矢印を見ると北海道に来たなあと実感する。
今回打ち上げられるCAMUIロケットとSNSの液体ロケット「ひなまつり」は、大樹町多目的航空公園の格納庫で作業をしていると聞いていた。空港から1時間程度で到着。
- JAXA|大樹航空宇宙実験場(http://www.jaxa.jp/about/centers/taiki/index_j.html)
- CAMUI/SNSロケット 超音速飛行実験(本年度2回目)のお知らせ - HASTIC 北海道宇宙科学技術創成センター(http://www.hastic.jp/index130221.htm)
格納庫から数キロ先、滑走路のさらに海寄りにある射点を拝見。ランチャーに据えつけられているのは「ひなまつり」。
SNS側で参加しているのは牧野一憲さん(@kzmakino)、野田篤司さん(@madnoda)、あさりよしとおさん(@hologon15)、笹本祐一さん(@sasamotoU1)、松浦晋也さん(@ShinyaMatsuura)、小林伸光さん(@nobkoba)。
17時から、格納庫の控え室で取材者向けの記者会見が行われた。
- CAMUIロケットとSNS液体ロケットの記者説明会(http://ima.hatenablog.jp/entry/2013/03/01/170000)
北海道には低気圧が近づいてきていて、明日の打ち上げはかなり難しい雰囲気。
夕方になって、CAMUIロケットと「ひなまつり」が射点から戻ってきた。映像は10倍速。
パラシュートの詰め込みなど作業が続く。
機体の準備とは別に、アビオニクス(電子機器系)の調整も進んでいた。
19時ごろ、アビオニクスはもうちょっと作業をするとのことで残りは町に戻って休むことに。明日の打ち上げ準備は午前4時からで、午前5時半に打ち上げ可否の最終判断が行われる。しかし雪がだいぶ激しくなってきていて、これは明日はわからんぞ。
夕食は中華料理の「龍月」。値段は普通で量が多い。
- 参考:飲食店・菓子店紹介 | 北海道大樹町公式ホームページ(http://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/shoko_kanko/shoko_kanko/foods.html)
コンビニで明日の食料を調達して「はちまる旅館」に収まる。ここは素泊まりで3700円。トイレと風呂は共同。
- はちまる旅館 | 大樹町商工会(http://taiki-sci.jp/contents/112.html)
大樹町の市街地の宿泊施設はここのほかに「HOTEL TAIKI」(朝食つきシングル6990円)と「ホテル野口」(素泊まり4900円)がある。今回は予約が直前で「はちまる旅館」しか取れなかった。ここにはとりあえず2泊する。
- 宿泊施設紹介 | 北海道大樹町公式ホームページ(http://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/shoko_kanko/shoko_kanko/stay.html)
- 十勝 大樹町のホテル HOTELTAIKI へようこそ(http://www.hotel-taiki.com/)
- ホテル野口 | 大樹町商工会(http://taiki-sci.jp/contents/107.html)
明日は3時半にHOTEL TAIKIを出発する。風呂に入って22時半にはもう寝た。
(3月8日記)