夕べ天気は曇りと聞いてがっかりしながら寝て、6時半すぎに起きて外を見たら日が差している。あわてて外へ出た。
2009年の皆既日食では種子島まで行ったのに曇っていて(d:id:Imamura:20090722)、しかも前日と翌日が晴れていてくやしさ倍増だったのが、今回はときどき薄雲がかかったものの金環の時間帯はよく晴れて十分堪能できた。2009年に買った日食グラスがやっと役に立った。
写真は金環食になる直前のもの。木もれ日が欠けた太陽の形になっている。
金環食の写真を撮ろうとしても、いい加減な機材ではきれいには撮れない。きれいに撮れたとしてもほかの人と同じようなものにしかならないだろう。
それよりは自分の目でしっかり見ておこうと思い、金環食の最中はカメラを使わなかった。
金環日食では皆既日食と違って薄暗くならないと聞いてはいたが、実際にはやや暗くなったと感じた。暗くなる具合も曇りになるのとはちょっと違う雰囲気で、あたりがひんやりと異質な空気に包まれた。ニュースによると日食の時間帯は気温が1度下がったそうだ。
次の天文イベントは6月6日、金星の太陽面通過がある。日食グラスで見る太陽は小さくて、金星の黒い点を判別できるかどうか自信がない。でも楽しみにしていよう。