ノーベル物理学賞とノーベル化学賞、今年はそれぞれ日本人が選ばれた。
物理学賞の業績は、
化学賞の業績は、
ということだそうだ。(間違いがあったらごめんなさい。たぶん土曜のNHK「週刊こどもニュース」(http://www.nhk.or.jp/kdns/)で小学生にもわかりやすく説明してくれるでしょう)
今回はどの研究も、何十年も前に出ている業績なのが面白いと思った。
C/P対称性の破れとか、クォークが6種類あるとかは、もうずっと昔に素粒子物理学の定説となっている。GFPのほうも、遺伝子研究などで長いこと便利に使われている。でもまだノーベル賞をもらっていなかったのだねえ。南部先生なんかもう87歳だし、下村先生は50年前の発見で今になってやっとノーベル賞。
ノーベル賞は故人には与えられないため、「もしもう少し生きていればノーベル賞も」みたいな話を聞いたりもする。たとえばX線天文学で大きな功績を挙げた小田稔などは78歳で亡くなったけれど、「そろそろ」と言われつつ結局ノーベル賞をもらうことがなかった。小説家の安部公房も「そろそろ」と言われたものの、結局68歳で亡くなった。
そう考えると、特に物理学賞や化学賞、医学生理学賞の分野では、とうに浸透したノーベル賞級の業績であっても、実際にはまだノーベル賞を受賞していないネタがありそうだ。
そういう話を知りたいなあ。たとえば…なんだろう。ちょっと考えてみよう。