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集中豪雨の集中ぶりと豪雨ぶりを味わう

こないだ、夜の都心を走っていたときのこと。

あ、ポツポツと降ってきたと思う間もなくドザーと豪雨になった。ワイパーの速度を上げてやっと前が見えるくらいの勢いで、これはたまらんと思っていたらちょっと弱くなってきた。もうちょっと走ったらパラパラ程度になり、歩いている人はもはや傘をさしていない。いかにもな集中豪雨で、駐車したときはもう降っていなかったこともあってよかったよかったな気分。

そして帰り道。今度も走り始めて少ししたら雨が強くなってきた。トンネルに入った。トンネルの奥が変にかすんでいてよく見えない。あそこはどうなっているんだろう。近づいてきたらわかった。トンネルの屋根が切れているところにものすごい勢いで雨が降り込んでいて、それを周囲の照明が照らして煙っているように見えるんだ。そのポイントを通り過ぎる一瞬、車はゴアアーと猛烈な雨にさらされた。さっきの豪雨よりももっと勢いがある。出口が見えてきた。外はどうなっているんだろう。出た。ゴアアアー。なんだこりゃー。ワイパーを一番速くしてもまだ足りない。となりの車線を走る車がよく見えない。道路の中央線もよく見えない。道はすいているのに、スピードを出すのが恐ろしくて50キロくらいがやっとだ。

家が近づいてきた。雨は弱くなってきた。さらに家が近くなった。あれ、雨やんでる?

家の近くではもうすっかり雨は止み、道路は濡れてもいない。さっきの猛烈な雨が嘘のようだ。集中豪雨って、本当に集中して降る豪雨なんだと実感した次第。