上空でパラシュートが開かず、落下してしまったそうです。
しかも落ちてきたロケットが射点近くのテントを突き破ったそうで、けが人が出なかったのが不幸中の幸い。
12/8(土)早朝に実施されたCAMUI-90Pハイブリッドロケットの打上げ実験は、分離装置の不具合により搭載物の放出およびパラシュートの開傘に失敗し、機体は指令所として使用していたテントに落下しました。幸い、けが人はいませんでした。続く2、3号機にも同じ分離装置が使用されていたことから、打上げを中止致しました。同機には、公立はこだて未来大学の学生が製作した飲料缶サイズの超小型模擬衛星(CanSat)が搭載され、高度1 kmで放出後にパラフォイルによる自律滑空および通信等の実験を行う予定でした。学生各位の実験機会を奪う結果となってしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。安全対策についても見直しを進めて参ります。ご支援頂いています関係各位には、ご心配をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。
HASTIC TOP NEWS (2007.12.9)公立はこだて大学製作のCanSatを搭載したCAMUI型ハイブリッドロケット 分離機構の不具合により実験失敗
NPO法人「北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)」などが実験で打ち上げたハイブリッドロケット「CAMUI(カムイ)ー90P」(全長2.9メートル、直径12センチ、重量21キロ)が発射台から約25メートル離れたテント上に落下。ビニールの屋根を突き破り、地面に突き刺さった。テント下にいたスタッフ8人にけがはなかった。
ロケット:打ち上げ失敗、地面に突き刺さる 北海道・大樹 - 毎日jp(毎日新聞)
土曜の「ロケットまつり」でも話が出たように、宇宙研のロケット開発でも事故はいろいろありましたが人身事故は一度もないそうで、林紀幸さんが「不思議なことです」とおっしゃっていました。
今回の事故を「あのときは驚いたよ」と笑って話せる時が来るよう祈っています。