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車を無人で走らせる、危険な「ゴーストライディング」

【元記事:車を無人で走らせる、危険な「ゴーストライディング」:d:id:manpukuya:20070106:ghostriding

BS1アメリカのニュースをやっていて、その中で紹介されていた話。

「ゴーストライディング」(ghost riding)という危険な遊びが、若者を中心に流行している。これは、ゆっくり走らせている車から乗員が降りるなどして、無人になった車の上に乗ったりする遊び。

オートマ車クリープ現象を利用したり、ギアをニュートラルに入れたりすると、アクセルを踏む人がいなくても車を進ませることができる。運転席に誰もいない車の後部座席から乗り出したり、ドアを開けてボンネットからトランクへ飛び移ったりする。

その様子はネットで公開され、若者の間に広がっているとのこと。

ネットで公開ってつまり…と思う間もなく、画面にはYouTubeのページが映し出された。

これはもちろん非常に危険であり、事故を起こすこともある。ニュースのインタビューを受けていたゴーストライディング愛好家の青年は、「周りに気を配って、安全な場所でやるようにしているよ」と話していたが、そういう人ばかりではない。現に、普通の住宅街でゴーストライディングを行い、電柱に突撃してフロントがグシャリ、という映像もある。

警察の人の「危ないからヤメレ」というようなコメントでニュースはしめくくられていた。

ゴーストライディングをする人の気持ちもなんとなくわかる

ゴーストライディングが危ないのは明らかなのに、多くの人がそれをする。つまりみんなに、それをする動機があるということだ。そしてその動機も、なんとなく想像できると思う。

自動車は、テクノロジーの象徴のひとつである。にもかかわらず、人間が動かさないとただの鉄の塊でもある。また動いている車はとても危険であり、同時に生活の中で珍しくないものでもある。

そんな微妙なバランスを、ゴーストライディングはひねって見せてくれる。そこが人の興味を引くのではないかと思った。いやもちろん、「危ないからヤメレ」というのは当然なんですけどね。