文庫の新刊をいろいろ見ていて、見つけたもの。話題の本の文庫化を追うのは面白い企画かもしれない。うっかり、高いハードカバーで買ってしまうこともなくなりそうだ。
『時をかける少女・新装版』(筒井康隆・ISBN:4041305217)
- 作者: 筒井康隆,貞本義行
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: 文庫
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この夏にアニメ映画になるというので、新装版になってカバーが新しくなっていた。中のさし絵はなくなっていた。原田知世の映画のときも、少なくとも2種類の映画用カバーが出ていた(さすが角川書店)。21世紀になって、さらに新しいカバーで出ることになるとはねー。
ちなみに最初に角川文庫になったときのカバーイラストは、「『少年ドラマシリーズ』原作本・掲載本」で見られます。ちょっと派手な芳山君。
『ドキュメント 戦争広告代理店』(高木徹・ISBN:4062750961)
ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)
- 作者: 高木徹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/15
- メディア: 文庫
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『戦争請負会社』(ISBN:4140810106)を読んだ流れで気になっていた本が文庫になった。親本はISBN:4062108607。
- 『戦争請負会社』の感想:d:id:Imamura:20060412:book
『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン・ISBN:4102159711)
- 作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: 文庫
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出ました、サイモン・シン。数学の謎をめぐる歴史を、わかりやすく面白く書いているらしくて気になっている。「そのうち読む」のフラグで。
親本はISBN:4105393014。
『死日記』(桂望実・ISBN:4094080937)
- 作者: 桂望実
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
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エクスナレッジが一般書の方向性を模索していた2000年ごろの懸賞で、優秀賞を取った桂望実のデビュー作。書店の店内放送で「14歳の少年はなぜ、事件に巻き込まれたのか。少年の日記の中から浮かび上がる真実とは…」という調子で紹介されていた。エクスナレッジがそんな方法で本を宣伝するなんて、たぶん今までにないことで、「おお、『県庁の星』のヒットでずいぶん頑張って宣伝するようになったな。すごいぞ」と思ったら、最後に「小学館文庫、6月の新刊のご案内でした」となってずっこけた。文庫になっていたとは知らなかった。ハードカバーの親本はISBN:4767802113。
『野中広務 差別と権力』(魚住昭・ISBN:4062753901)
- 作者: 魚住昭
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/16
- メディア: 文庫
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「権謀術数を駆使する老獪な政治家として畏怖された男、野中広務。だが、政敵を容赦なく叩き潰す冷酷さの反面、彼には弱者への限りなく優しいまなざしがあった。出自による不当な差別と闘いつづけ、頂点を目前に挫折した軌跡をたどる講談社ノンフィクション賞受賞作。文庫化に際し佐藤優氏との対談を付す。 」(出版社からの内容紹介より)とのことで、っておいおい手抜きだね、ともかく政治にはあまり興味がないものの、ちょっと気になるこの一冊。
親本はISBN:4062123444。