【元記事:産業観光という概念:d:id:manpukuya:20050902:ind】
赤瀬川原平が、「産業観光」というものの取材で、八戸の「汚水の発酵を電力に利用する施設」や六ヶ所村の原発を見学したという話。
産業観光というのはいわば社会科的な観光で、たとえば造船とか、鉄工とか、発電所とか、そういう所を観光しようというものらしくて、それは実に同感である。(中略)いわゆる正面きった芸術とかアートといわれるものがつまらなくなり、それよりも現実現場の鑑賞の方がはるかに創造的なので、戦艦大和のミュージアムとか、網走監獄の博物館とか見に行っている。
先見日記 Insight Diaries
そう、現場は現場なので現場感に満ちていてとてもすばらしい。あちこち見学に行くたびに、なにごとも百聞は一見にしかずだなーと改めて感じているのだった。
「社会科見学に行こう!」(http://kengaku.org/)というのも立ち上がっており、もともとはmixiの同名コミュニティだったのが外に出てきている。
ところで、上で紹介した「先見日記」は曜日ごとに執筆者が決まっているコラムである。今の担当はいとうせいこう、飛幡祐規、赤瀬川原平、伊藤ガビン、佐山一郎、しりあがり寿。どれもとても面白いです。