吾妻ひでおの『失踪日記』(ISBN:4872575334)をゲーム化。
企画会議は、失踪したい気分の話から、ゲームの制作が佳境に入った頃のつらさの話に。
米光:(…)ほんとは全部入れたいのに、スケジュールとか他の要素でどれかを落とさなきゃならないってこともあるから。それはからだを切り刻んでいくような感じはある、後半になればなるほど。
『失踪日記』をゲーム化する!―第十三回 ベストセラー本ゲーム化会議(3/5)
アイデア出しの段階では夢がふくらむけれど、ゲームとしてまとめていく段階に入るとつらいという話。本を作っていても同じような流れはあって、方向性が定まるということはそのほかの方向を捨てるということであり、「このネタは入らないなー」となる寂しさが必ずある。ただ本は、本として成立させるためのハードルがゲームよりも高い気がする。ゲームは「ゲームになってる」という状態の自由度が高いぶん、まとめるのがつらくなるのではないかと思った。
念のため、記事の終わりにはちゃんとゲームになります。