http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/biz/272067
偽造したカードや、使えないはずのETCカードを使って、ETCゲートを不正に通ってしまうケースが急増しているという。
しかし、JH(道路公団)はそれに対して「そうしたことが起こっているとは把握していない。そのため特に対策も考えていない」だそうだ。国土交通省も我関せず。どちらも典型的なお役所仕事という印象だ。
記事では、今年からETCが急に普及し始めた理由として、車載器の価格低下、料金の割引制度導入を挙げている。そのほかに忘れてはいけないのが、高額ハイウェイカード(高額ハイカ)の廃止だろう(「高額ハイウェイカード廃止へ 偽造対策とETC普及狙う」(Mainichi Interactive・03/01/21付)。
ETCやハイカがらみでは、腹立たしい話が多い。
高額ハイカが「偽造が多いから」と廃止されることになった時、「代わりにETCを使ってネ」という話になったものの、バイク用のETCがないことからライダーが猛反発した。それをうけ、当時の国土交通大臣である扇千景は、バイク用のETCシステムの開発を指示。そしてでき上がったのが「Felica」、つまりSuicaと同じ技術を使った非接触型のカードなのだそうだ。あれ? そのカードを車で使えれば、わざわざ高いETCを買う必要はないのでは?
といったあんばいで、まったくもって人をバカにしていると思う。