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99/10/18 (Mon.)−かっこいいやG4

元記事:夜の記憶−99/10/18 (Mon.)−かっこいいやG4】

なんだか原田宗典調のタイトルだが、新発売のPower Mac G4を見たのだった。
 先代のPower Macintosh G3のカラーリングは青と白で、これは青の具合が写真では綺麗なのだけど実際見てみるとおもちゃのような色合いで、その落差に落胆してしまったものだったが今回は違う。新色の「グラファイト」は銀に近く落ち着いた雰囲気。加えて、いわゆる「取っ手」の部分がこのモデルでは完全な透明パーツになった。ここが効いている。とにかく渋い。買うなら今だ。というのはG4がかっこいいからだけではなくて…
 今回発表されたPower Mac G4のラインアップのうち、今発売されているのは一番の廉価版であるところの198,000円のモデルである。このモデルはCPUにPowerPC G4 400MHzを搭載しており、ミッドレンジモデル(318,000円)には450MHz、ハイエンドモデル(428,000円)には500MHzが載るはずだった。ところが先日の発表で、各モデルともCPUのクロック数を50MHz下げて発売されることになったのだ。しかもお値段そのまま。つまり、400MHzモデルは350MHzモデルに、450MHzモデルは400MHzモデルに、500MHzモデルは450MHzモデルになるというわけ。旧400MHzモデル(=新350MHzモデル:198,000円)と新400MHzモデル(=旧450MHzモデル:318,000円)は同じPowerPC G4 400MHzを積んでいても、CPU以外の仕様がいろいろ違っているから同じパソコンとはいえず単純な比較はできないが、CPUのクロック数はパソコンの性能の指標としてもっとも一般的に使われている。「クロック400MHzのG4」が198,000円から318,000円になったという認識を持つ人は少なくないだろう。
 アップルは今回の仕様変更の理由を、PowerPC G4の供給元であるモトローラが、500MHz版のPowerPC G4の量産体制を整えることができなかったためとしている。それにしてはお値段据え置きというのは高飛車なアップルという印象だ。
 今売られているPower Mac G4 400MHzは198,000円だ。おそらく次の出荷ではこれが350MHzに下げられるだろう。だから買うなら今だ。今なのだ。