Windows版「Safari」で中ボタンスクロールができない理由を考える

アップルのブラウザ「Safari」のWindows版は、中ボタンによるスクロールができない。いやマウスのホイールを回せば上下にスクロールはします。でもそれとは違う話で。

たいていのブラウザでは、スクロールバーが出ているときにマウスのホイールを押し込むと、マウスポインタがこんな形になる。

この状態でマウスを動かすと、その移動量に応じてページがスクロールする。

といっても上下移動は単にホイールをくるくる回せばよく、これを使うのはおもに左右にスクロールさせたいときである。

んが、Safariではマウスのホイールボタンを押しても…なにも起きないのだった。

このソフトはまだベータ版なので、Safariを開発している人に「正式リリースまでにはそれもやりますから!」とか怒られちゃいそうだけれど、これは意外だった。

さて、ここからは願望入りの妄想である。

もしかしてWindowsSafariは、アップル製マウス「Mighty Mouse」のスクロールボールを使った横スクロール機能を目指しているんじゃないだろうか。

アップル Apple Mighty Mouse MB112J/A

アップル Apple Mighty Mouse MB112J/A

いまデスクトップのMacを買うとついてくるこのマウスは、マウスホイールの部分が輪っかではなくボールになっている。

ホイールは上下方向にのみくりくり動くのに対して、Mighty Mouseのスクロールボールは上下左右に自由に動く。斜めにも動く。これがなかなか秀逸で、Mac OS Xでは縦にスクロールさせたいとき縦にくりくり回すのと同じように、横にスクロールさせたいときは横にくりくり回せばよい。スクロールボールを押し込む必要はない。これはブラウザに限らず、すべてのアプリケーションに共通だ。とても便利。

縦にスクロールさせたいときに、いちいちホイールを押し込まないといけないとしたら、とても不便だ。ホイールを回すだけで縦にスクロールしてくれるところがいい。

じゃあ横にスクロールさせるときも、ホイールを押し込まずにすめばいいじゃない。Mighty Mouseのスクロールボールは、そんな発想から作られたのだろう。

WindowsマシンにMighty Mouseをつないでも、今のところ横方向のスクロールはできない。そしてWindowsSafariは今のところ、マウスのホイールを押し込んでもなにも起きない。

WindowsSafariは、使い勝手をなるべくMac版に近づけようとしているように感じる。スクロールバーやチェックボックス、タイトルバーやタブバーなどの見た目が、Macのそれと同じだからだ。

とすれば、スクロールボールによる横スクロールを実装しても不思議はないように思うのだけれど、考えすぎでしょうか。

というかそうなってほしい。ボールで横スクロールできるのはとても便利だから。

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